図書館で最後に借りた本は?
▼本日限定!ブログスタンプ
最後に図書館で本を借りたのは、いつだっただろうか
思い出そうとすると、ずいぶん遠い記憶を辿ることになる
おそらく借りていたのは、源氏物語
当時は、さまざまな現代語訳を読み比べていた時期があった
・与謝野晶子
・田辺聖子
・瀬戸内寂聴
・谷崎潤一郎
物語の大筋は同じ
けれど、読んでいるうちに気づいた
「言葉の運び」が、まったく違う
同じ場面でも
ある人は情熱的に、ある人は柔らかく
またある人は静かに余韻を残す
その違いが面白くて
いつしか物語そのもの以上に
「言葉」を味わうようになっていた
そして今、ふと思う
私は子どもの頃から
ずっと「言葉」にこだわってきてたみたい
家族にはよく言われた
「なんで同じものばかり読んでるの?」と⋯
理解されていたかは、正直わからない。
※いやっ⋯されてなかった(笑)
けれど、それでも構わなかった
一度ハマると、とことん
納得するまで、何度でも⋯
そうやって触れ続けた世界は
いつの間にか、自分の中に残っている
これまであまり人には話してこなかったけれど
着物が好きになったきっかけも、思い返せばここにある
物語の美しさだけでなく
そこに流れる時間や、纏う空気に惹かれていたのだと思う
けれど気づけば
ここ最近はめっきり着物から遠ざかっている
――たまには、袖を通してみようかな
そしてまた
あの平安の世界に、静かに誘われてみよう

