極悪がんぼを見て未来のアウトローを想像してみた |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

最近のドラマの殆どは警察ものですよね。

もううんざり。

いつからこんなになったのでしょうか。


今のドラマでは「MOZU」は確かに面白いと思いますが、前々回は見れませんでした。
何でかと言うと、裏で女子サッカーの日本対中国戦が延長になったから(^^;)


それはいいとして、最近は毎週月曜日の9時からやっている

「極悪がんぼ」

を見ています。


尾野真知子主演のヤクザもどきのドラマです。


これが実際と比べるととても優しくてソフトで(笑)

ある意味いい加減なアウトロードラマなのですが、私は 面白い!


このドラマ、やさしいアウトローですが、尾野真知子だけは迫力満点。

ドスが聞いていますねぇ~~。


スタッフは椎名桔平さんや三浦友和さんそして竹内力さんなど。


思えばいつの頃か改正暴力団新法が出来て、暴力団や部下の下っ端が起こした不祥事は全てその組織の組長さんのせいになることが法律で決められたわけで、それだけではなくて暴力団に協力したり手助けとみなされると罰せられるようになっています。
この法律は厳しくて、お店に食べに来た客が暴力団だと知っていて食事をさせると罪になるのではないかとビ
クビクしなければならないほどの法律ですよね。


映画やドラマの業界でも大きな影響がありました。昔は沢山あった任侠ものの映画はここ数年で一斉に無くなってしまいました。
以前は、とある暴力団をモチーフにしたものや、実態を表現したものがありましたが今ではほぼ絶滅。


私が好きだったのはご存じの通り「ミナミの帝王」や「白竜」ですが、これも私が知る限りシリーズが中断されています。

テレビでは、暴力団に関わる部分の表現が極端に減って、その代りに台頭してきたのは、なんだかやたら刑事物ばかりになっています。


私が常々言っているモラルと言う意味では、この傾向は歓迎すべきことなのですが、なんだか社会をやたら警察中心にしたような偏りを植え付けすぎている気もして、あまり気持ちよくは見ていません。


そんななかで、果敢に登場してきたドラマがこの「極悪がんぼ」


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内容は先ほども書きましたが、暴力団の実態とは程遠いほどに「やさしい」ものですが、それはそれでうまく纏めようと頑張っているところが好きですね。


1990年には構成員だけで6万人、準構成員を含めると9万人以上いた暴力団ですが、昨年から構成員は3万人を下回り、準構成員を含めても7万人を下回るほどになりました。特に改正暴対法が出来てからのここ数年は急激に減ってきています。
(警察庁のグラフ参考)


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最大の暴力団である山口組は噂によると、関連団体に企業化を指示するFAXを流したりして、何とか対策を講じようとしているみたいですね。


暴力団自体が企業化する場合もあれば、組員に対して見かけは破門などにして企業舎弟化させているのでしょうか。


極悪がんぼは、そういう現在の暴力団の実態を表しているのか逆に警察もののドラマに対抗するためのドラマなのか、そのあたりは興味深く見ています。


改正暴対法に気を遣いながら制作しているので、どうしてもやさしくなるのは仕方がないですものね。


実際の漫画(原作:田島隆、作画:東風孝広)では主人公の神崎は男なのですが、ドラマでは尾野真千子さんが演じて、それだけでも内容を和らげています。

なんだ女か・・・というなかれ、物語は柔らかいですが尾野さんの迫力は筋金入っていますよ。

半端ではありません。だから、なかなかバランスは取れています。


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組織に堂々と看板を掲げてやっているのは日本だけだと言われています。

現在、その組員がどんどん減って、これからどうなるのでしょうか。


良するに警察は把握できるいわゆる暴力団はどんどん離散して実態が分からなくなるわけです。

この現象はさらに進んで、マフィア化するのは間違いないですね。

勿論公の場に現れない組織が出来てくるわけで、アメリカを見ていれば良くわかるはずです。
ケネディー大統領時代のマフィアは有名ですが、名前が知れ渡ったマフィアで生き残れたのはフロリダのサントス・トラフィカンテくらいのものではないでしょうか。

つまり、マフィアは名前が売れると抹殺される世界だということです。


今日本で看板を掲げている暴力団も団塊の世代の人間が多く、その下は解雇されているわけですから人数が少ないはずなのです。

そうすれば日本の人口問題と同じく暴力団も存続が難しくなり、アングラで勢力が膨れることが予想されるマフィアから潰される時代が数年後か十数年後に来ることでしょう。


アングラの権力を維持できなくなった暴力団がマフィア化した組織から「なめられて」どんどん崩壊してゆく時代が必ず来ますよ。

これは一見良い事だと思われがちですが、実態が分からなくなるだけでちょっとも良くないはずです。

ともあれ、現在はたとえば山口組は「全国国土浄化同盟」という政治団体になろうとしているし、何々組ではなくて株式会社○○という形で企業化している所ですよね。


それを踏まえて「極悪がんぼ」を見ると、結構今の実態を垣間見ることはできます。


そういう視点からこのドラマを見ていると、面白いですね。