(この記事についてはあとで詳しい方のコメントをいただいておりますので、よかったらコメント欄もご一読ください。あえて本文はそのままにしておきます)
IBF世界スーパーフライ級王者の亀田大毅が判定負け。
前日計量で1.5キロオーバーで失格したベネズエラの前WBA王者リボリオ・ソリス(失格時点で王者はく奪、この試合で勝ってもタイトルはもらえない)との試合は2:1で亀田の判定負けでした。
しかし、こんな試合をやっても良いの?
1.5キロオーバー(2回目は1.1キロオーバー)ということは、亀田は二階級上のボクサーと試合をしたようなものではないのですか?
王座をはく奪されてやけ気味になったソリス。
2回目の検量もダメだとわかるや急に水をがぶ飲み。さらに自販機でコーラを買ってまたがぶ飲み。こんな光景は初めて見ました。いや、関係者の殆どは初めて見た光景ではなかったでしょうか。
この試合に勝ってもタイトルはもらえないので、試合前はフットワークすら見せずにやる気なしでした。
ところが、試合が始まると、1ラウンドは様子見ぎみでしたが2ラウンドからソリスが大ぶりのパンチを盛んに繰り出して大毅を攻め続けます。
大毅はガードをします、相手からのクリーンヒットもほとんどブロックしますが何やら様子がおかしい。
大毅からの手数が出ないのです。
最初はソリスの大ぶりを見ていて、5ラウンドあたりからバテで来て大毅が勝つだろうと思っていましたが、5ラウンドを過ぎてもソリスはバテることなく、打ち疲れるとアウトボクシングに切り替えて休み、ラウンドが変わると最初から大ぶりで飛ばし、また疲れるとアウトボクシングに切り替える。
それに対して大毅は攻めるべきところで手数が出ないので相手が疲れても攻められない。
とうとう12ラウンドが過ぎて良い所がないまま判定となりました。
12ラウンドが始まる前に、兄貴が「このラウンドでお前の運命が変わるんやぞ」と大毅の髪を掴んで発破をかけましたが大毅に変化なし。
この原因はパンチ力の差が大きかったと感じています。
要するに大毅は2階級上のパンチ力を受け続けて、ガードしていた腕が痺れて応戦が出来なくなっていたのではないでしょうか。
とはいっても、大毅はそのことは言えないでしょう。
だから私が書きます。
パンチ力は重心と関係してくるから1.5キロの体重差はそのままパンチ力の差になるのではないのですか?
これって、そもそも試合をさせてよかったのですか?
ソリスは王座をはく奪されてやる気がなかった、しかしファイトマネーはもらえるので、やけくそに振り回して負けたら仕方がないと思って試合に挑んだと思うのです。しかし、実際に試合をしてみれば、パンチ力に差があることに気が付いた。(これは勝てる…検量ミスが無ければ…)そう思ったでしょう。
その証拠に12ラウンドまで攻め続けた。
攻撃は最大の防御とはこのことかもしれません。
大毅は大ぶりのソリスを交わしてバテたところをやっつけようと思っていたと思います。ところが相手のパンチ力の重さにガードする腕の方が痺れたのか、手が出せなくなってしまっていた。と言うことだと思っています。
勿論相手の大ぶりのパンチに当たると最悪なので慎重になっていたでしょう。
しかし、ガードする腕の疲れは計算外だったと思います。
一方ソリスも勘違い、体重が重くなっていてパンチが重かったというより、大毅のパンチが軽く感じられたのではないでしょうか。それで(なんだこのパンチは、勝てたじゃないかチクショー)と気持ちが優位になってヤケも加わってあの攻めになったと思いませんか。
日本のホーム試合で1:2の判定負けということは「完敗」ということです。
大毅の負けは負け!
しかし、こんな体重差で試合を行わせた協会側にも問題があるかと思います。
大毅がベルトを持っているIBFは当日計量が義務付けられていますが、ソリスのWBAには当日計量はありません。
ソリスは前日計量の1.1キロオーバー後に水を飲みコーラを飲み、おそらくはその晩に沢山の食事もして、当日計量も行われないので大毅とは下手すれば2、3キロもの体重差があったと思われます。
しかし、そりゃ止められないでしょうね。これだけ多くの観客や膨大な興業費用が絡んでいますから。
結局、だれが一番いけないかと言えば、前日計量に失敗したソリスですよ。
いや、ソリスに限らず、前日計量というのは絶対に失敗してはいけないものなのですね。
珍しい試合でした。
おっと書き忘れました。
大毅よ、次の試合で必ず結果を出すんだぞ。今日は気にすべき試合ではない。前を向け(^^)v
