私とマック ジョブズさんの時代とともに生きてきた私 |         きんぱこ(^^)v  

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 昨日亡くなったスティーブ・ジョブズ氏



 膵臓癌だったのですね。

 私の父親も膵臓癌でした。

 膵臓癌の生存率は2%ほどしかなかったはずです。

 父は半年の命でした。

 しかしジョブズ氏は4,5年も生き延びたので、すごい闘病生活だったのではないでしょうか。

 ご冥福をお祈りします。



 ジョブズ氏が作ったパソコン、マッキントッシュ(MAC)は良いパソコンでした。

 私がMACを好きだった理由は、コンセプトにありました。



 机の上にある文房具や書類や音楽などを,パソコン上でも誰でもが解りやすく簡単に使えるように出来れば…



 この一点にあります。



 今でこそ皆さんが当たり前のように使っていますが、

 画面上をデスクトップ(机上)と呼び、書類や色んなものをアイコンという小さな画像で表して、手の代わりにマウスを使って動かしたり移動させたり、要らなくなったらゴミ箱にポイッと捨てる。

 プログラムだとか拡張子だとか、使う人にはどうでもいいようなものは後ろに隠して見えないようにして、簡単に楽しく使えるちょっと便利な文房具でした。


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 私がちょうど就職して働く頃(27年ほど前)にマッキントッシュが日本に本格的にやってきました。

 キヤノン販売(今のキヤノンマーケティングジャパン)が東洋の販売代理店契約を結んで、MACファンならお馴染みの「01ショップ(ゼロワンショップ)」を展開し始めて、急速に日本で使われるようになりました。



 私が感じたジョブズ氏の信念は、このMACを含めて「個人が楽しく使える道具」と言うものにあると思います。そしてその信念は彼が亡くなるまで変わりませんでした。

 だから、仰々しく『パソコンやコンピューターですっ』というような形にもこだわらなかった。

 世の中がウィンドウズとインターネットの時代になっても、「個人が楽しく使える道具」と言うコンセプトは崩れなかった。そのくせ、インターネットやLANなんかウィンドウズが沢山使われるうんと前から設計されていて使えたし、プログラムやシステムだって作れた。

 企業に導入するシステムの人で『マックはプログラムだって組めないし、会社では使えないからダメや』なんて言う心無い人がいたけれど、その人のスキルが低かっただけのことだし、『「個人が楽しく使えるパーソナルコンピューター」なのだから、会社の業務システムなんかそれこそウインドウズにやらせておけばいいじゃない、何でもかんでも業務システム中心に考えているおまえの了見が狭いだけなんだよ』って思いながら聞いていた。

 MACもウインドウズもサーバーもオラクルやほかのDBも、システムやプログラムやWEBも仕事で関わってきた私にとっては適材適所でいいじゃないってことで済むだけの話なのです。

 そんな会社には当然マックは売れなかったけれど、個人やデザイナーや病院や大学などの研究施設ではどんどん使われて行きました。



 私はっと言えば、ちょっと高すぎて買えなかったんですよねぇ・・・。



 ジョブズ氏はアップル社から追い出されたこともありました。その時彼は真っ黒けのパソコンをすぐに作ってしまいました。NEXT(ネクスト)コンピューターと呼びましたが中身はMACとほとんど同じパソコン。つまり設計図とコンセプトはすべてが彼の頭の中にあるので、追い出されてもMACはすぐに作れますよっていうことがよくわかった事件でした。



 結局彼はアップルにNEXTを売って自身も戻ったわけですが、この追い出し事件は、彼は利益を追求する人間ではなくパーソナルワールドの夢を追求する人間だったからだと思います。



 私がMACと大きなかかわりを持つようになったのは、自分で小さな会社を始めた時からでした。

 中古で手に入れたMACを売りさばきました。これがよく売れたのです。しかし世の中がダウンサイジングと言いだしたころから中古パソコンの時代が終わりました。

 不登校ややる気のない生徒を励ますために、高校や専門学校にMACを入れて講師となり、イラストレーターなどのソフトを教えてパソコンを使って楽しいことを覚えることによって生徒に楽しみとやる気をださせようという試みもしました。

 生徒のほとんどはいつも夢中になって授業が終わってもずっと使いたがりました。

 

 そのころにはウインドウズパソコンも主流でしたが、MACはなぜか愛着が湧くパソコンでした



 映画「フォレストガンプ」でも出てきます。エビで儲けたガンプがアップル社に投資してまた儲けたくだりで「なんだかわからないけど果物のマークの会社に投資したら、また儲かった」なんて言っていました。



 2000年を超えると、iTuneiPodそしてiPhoneiPadまで、一見パソコンとは関係ないような分野にまで進んだように感じるアップル社ですが、、「個人が楽しく使える道具」というコンセプトを考えれば、私には何ら不思議のない流れだと感じています。


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 こうやって書いてみて、自宅の部屋を見渡してみれば、MACキューブが棚の上にあり、手元にはiPhoneが充電用のコードにつながって机上に置かれてある。



 それを見ていて、ジョブズ氏以外の人が、果たしてこんな「道具」を考えられ続けることが出来るのだろうか・・・とさみしい気持ちになった。