○ギャンブル小説「とったらんかい!」--辛い決断-- |         きんぱこ(^^)v  

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  きんぱこ教室、事件簿、小説、評論そして備忘録
      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

--辛い決断--


考えているうちに、どんどんコインが溜まる。

当たって欲しい時に来なくて、

どうでもいいときや、時間が無いときにあたりが続く。

なぜだろう・・・・・・どうでもいい。

結局、5万勝った。

インスリンとコレステロールを下げる薬。

診察料を合わすと、2万近くもかかる。

糖尿病の診察は、カウンセリング料が入る。

だから、三割負担の保険証でも診察だけで

6000円(保険がないと2万円?ものの5分で?高い!)

しかし、診察を受けなければインスリンはもらえない。

(すこしは薬代の足しになるか・・・・)

私は、商店街に戻って、南森町(みなみもりまち)の方に歩いた。


てんま

南森町には自分の事務所がある。


歩きながら、携帯をかけた。


「まいどぉー、どないでっか?」


「ぼちぼちでんな・・・・」


大阪ではの挨拶をして、相手の知人に話しかけた。


「うちのアルバイト一人あずかってくれへんかなぁ・・・」


「おお、あいつか・・・・ええで、お前キツイんか?」


「そうなんや、すまんなぁ、また、連れて行くからよろしく」


細かいことは、端折っているがこんな感じで何件かを

聞いてみた。


事務所に付く頃には、大体、頼む先が決まっていた。


このままでは、もたない。


みんな・・・・・・スマン・・・・・・。


事務所へのエレベーターの中で、心から感謝して誤った。


事務所のドアは久しぶりに見るので懐かしい気がした。


ドアを開けると、ミーコとアルバイト3人が楽しそうに

話をしていた。


みんな、こちらを見て、「おかえりなさーぃ」

と声をかけられた。


「よっ・・・みんな生きとったか?、事務所でミイラになって

ると思ってたわ。」


来る途中に買ってきたショートケーキを渡した。


ミーコが、「これでミイラにならんで済むわ。」


と、皆に配る準備をしにいった。


私は、ミーコとこの3人のアルバイトが好きだった。


できれば、和気藹々と楽しくやっていきたかった。


みんな、事務所にいるときはリラックスしてながら

自分の成果はあげていた。


彼らに求めるものはそれで十分だった。


もとより、給料も大したことは無かった。


その日は、なにも切り出せずに

ミーコと食事に行った。


二人きりになると、ミーコは急に心配そうな

顔をした。


私は明るく振舞って、


「どや・・・・てっちりでも食いに行くか・・・」


てっちりとは方言らしいが、河豚ちりのことである。


「・・・・・・・」


「きょう、事務所来る前にスロットして5万勝ったんや」


「なぁーーーーんや・・・・・心配してそんしたわ・・・・

そんなんやったら・・・・行かんわけにはいかんわぁ・・・」


このリアクションで、ミーコの心配が何かは良くわかった。


私たちは、ミナミの道頓堀、法善寺横町の近くの

下関ふぐに立ち寄った。