
最近塩野七生著「ルネッサンスの女たち」を読んで、そこから興味が出て「ゴールデン・タロット・オヴ・ルネッサンス」を購入しました。
このタロットカードは、エステシン・タロットとも言われるものです。
原版はフランス国立図書館に17枚保存されています。
それを現代のグラフィック技術を用いて復刻・再現させたものが「ゴールデン・タロット・オヴ・ルネッサンス」です。
推定1469~1471年にイタリアのフェラーラの公爵、エステ家のボルゾ・デ・エステの依頼により、
公爵を全ての敵から守る為にデザインされた「まじない札(お守り)」であることが判明しています。
(「タロット象徴事典」井上教子著参照)
タロットは15世紀にイタリアで発祥し、18世紀に現在の占いのスタイルが確立されたと言われています。
当初はトランプのようにゲームとして使われたり、プレゼントにされていました。
また王侯貴族の間では、絵画に込められたシンボルを読み解く事が競われたりもしたので、タロットもそういう目的で作成された可能性もあります。
この時代、イタリアは分裂国家で内戦状態だったので不安な状態だったと思います。
フランスやスペインからの侵略の危機にもさらされていました。
ボルゾ・デ・エステ公爵は1471年に亡くなっているので、タロットの制作時代を考えると色んな恐怖から逃れる為にすがったのかなと思います。
カードは金色が美しく、当時のイタリアの服飾や時代が偲ばれるものです。
ここから繋がって悪名高いチェザーレ・ボルジアにも興味を持ちました。
酷いことを沢山した人ですが、野心だけではなく、イタリアを統一国家にして戦いを無くし、諸外国からの脅威から守るという理想を持っていました。
織田信長の様な感じもしました。
この時代のマンガ「花冠のマドンナ」さいとうちほ著も読みました。
チェザーレ・ボルジアが魅力的に描かれていました。
大河ドラマ「江」でも、織田信長が魅力的に演じられていました。
良い悪いではなく、人はこういう人に惹きつけられるのだなと思います。
ぶれない強さ、自信、真っ直ぐな欲望。
人からどう思われるかなど気にしない。
敵も多いけど、忠実な臣下にも恵まれたみたいです。
でもこういう人は、最後には望み半ばで非業の死を遂げる。
激しい炎で自分をも焼き尽くしてしまうのだと思います。
行きすぎない、ギリギリのバランスが必要で、どこか冷めたとこが無いと、最後まで全うでき無いのかなと思います。
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