LA式ボイストレーニング講師の牧野美佐です。
いつも、私のブログを読んで下さっている方へ、
今日はちょっとマジメ(風)なお話など。
毎回レッスンを進めていく中で、
チェックするポイントは山のようにあるのですが、
最近、特に「歌う時の口の開け方」(アゴの扱い方)について
指導する機会が多くなっているように思います。
それは、
「口を大きく開ければ声が出るってもんでもない」
そして、
「アゴを上に向ければ高音が出るってもんでもない」
という事なんです。
「大きな声、ハッキリとした声、高い声を出したい!」
と思うあまり、
特に、「ア」の発音の際、
何段にも重ねたハンバーガーを食べるがごとく、
口をガァーっと開け、
天井に向かって歌う方が結構多いのですが、
額関節に負担がかかり過ぎて、
歌った後にアゴが痛くなったりするようではいけません。
実際には、アゴを痛めるほど口を開けるのではなく、
口の中とノドのエリアに、声を響かせる為の空間を確保するのかがカギです。
それは、「発音」の状態にも関係があるので、
舌の位置やリラックス具合も非常に重要なポイントになります。
ノドやアゴの事だけを意識するのではなく、
カラダ全体で、響く声を目指してはたらきかける。
つまり、
ボーカリストはカラダ全体が楽器。
と、
私達は考えます。
同じ努力をするならば、
どこに向かって進んでいるのか、
そのベクトルを大切に。
