前回の続き、、

幸福の絶頂から不幸のドン底へ突き落とされ、近くの総合医療センターに紹介状を持っていった。

産科、、
周りはみんなハッピーそう。
なんかこの場にいるのが息苦しい。何言われるんだろう。手術って?
今みたいにスマホで検索できる時代でもなく(今から22年前)、ボーっと名前が呼ばれるのを待つ。
他の人の母子手帳が目に入る。
つ、つらい。。

診察をして、結果を聞く。
(かなり昔なので間違ってるかもしれないけど、、記憶では)

「包状奇胎で間違いないでしょう。手術は2回、入院期間は2週間です。入院の手続きをしてください。」

包状奇胎とは、、
普通受精卵が着床すると、細胞分裂を始めるが、脳の細胞、目の細胞、等と分化をして胎児が形成される。これが何らかの異常で、単一細胞だけで細胞分裂を繰り返し、異常に速いスピードで増殖し、体内の臓器を突き破って昔は死に至ることもあったという病気。肺や他の臓器に転移するので、なるべく早く手術をし、完全に除去しなければ残った細胞で延々増殖するらしい、、。そのため、手術後一週間あけて再手術、取りきって、その後血液検査で一年通院して監視、それで増えている兆候がなかったら晴れて妊娠してもいいらしい。

入院の大部屋、乳ガンの人とか(すまん、私も乳ガンだから許して)と一緒の病室がいいなぁー、等と看護婦さんに言ってみる。
「ごめんなさいねー。それは婦人科で病棟が違うのよ」
マジかー、これはなんとも辛い展開になりそう。

大部屋は4人。私以外は生まれたての赤ちゃんと一緒。

仕切りのカーテンを閉める。


お隣さんにお友だちがお祝いにくる。
「おめでとう!!かわいいー♥️」
延々と出産の時の苦労話が始まる。

えーなー、そんな苦労してみたいわ!!
ええーい!こんなんやってられへん!!

ナースステーションへ行く。
「ちょっとこの状況は辛すぎる。帰りたい」

「そうだよね、わかった。もう少し待って。なんとかする」

とはいえ、ここは産科。私のような境遇の人はこの時誰も入院していなかった。

苦肉の策だったと思う。
帝王切開するために入院してくる人たちの出産までの待機部屋に私一人が混じることになった。
生まれたら違う部屋に行く。また新しい帝王切開の人が入院してくる。入れ替わりの激しい部屋。赤ちゃんの泣き声が聞こえないだけだいぶマシ。
同じ部屋だった人、なんかごめんなさいね。気を使わせちゃったなぁ。

手術はもう覚えてない、割愛、笑。

二回して、その後通院した記憶。。
もう覚えてないや。

妊娠の辛いエピソードは長男と長女の間にももう一つありました。それでトドメを刺され、もう二度と期待に胸を膨らますことはやめよう、と心に誓うのでした。

それはまた次回。。