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講座で、時間軸のズレたモノはありますか。
という宿題を出してみました。
すると、受講生さんから、
「嫁入り道具として母からもらった座布団が、どうしても処分できないんです」
使っていない。
ほとんど使ったこともない。
天袋にしまい込まれたまま。
明らかに“対象断捨離対象品”。
なぜ手放せないのか?
それは――
お母さんとの、数少ない「良い思い出」だったから。
関係が良好だったとは言えない中で、
結婚のときに、一番高級なものを選んでくれたこと。
結婚するという嬉しさや、ワクワクした気持ち。
それと一緒になって
祝福されているという実感。
座布団を見ると、それらが一気によみがえるのだそうです。
だから、処分するには忍びない。
「リサイクルショップに持って行って、返されたら処分しようかな…」
最初はそんな風に考えておられました。
断捨離では「モノは使ってこそ」
モノを大事にするということは使ってこそ
そのとき、ふと出てきた私の場合だったらという選択肢。
それを、言わずに上の2行をお伝えしてみました。
「じゃあ、使ってみようかな。ソファーに敷いてみるとか」
思いつくままに使ってみて、
違うと感じたら、そのときに考えればいい。
その言葉を聞いて、これで果たして良かったのか?
リサイクルショップに持って行って引き取れなければ処分する
そう言ってたのに、それを引き留めてどうする?
でも、
後は受講生さん側の問題です。
モノは使ってこそ。
それはもう十分に理解されている。と感じました。
でも今回はそれ以上に、
「思い出とどう付き合うか」
というテーマがあると思いました。
だったら、無理に手放す必要はない。
むしろ、しまい込んでいる方がもったいない。
せっかくの大切な記憶が、
“使われないモノ”の中で眠ったままになるから。
使ってみて、違和感があれば手放せばいい。
使ってみて、心が満たされるなら、それもまた正解。
思い出の座布団を廃棄するのではなく
喜捨へ、あるいは荼毘にふす。
断捨離は、「捨てること」が目的ではなく、
「自分にとって心地よい関係を選び直すこと」
今回のやり取りは、それを改めて教えてくれました。
だから、断捨離はやめられない![]()
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