家(姓)の絆が強い
台湾ではいまだに
家、そして家長の存在が大きく
跡継の男子は特別扱い。
また、姓に対する思い入れが強いと思います。
台湾では結婚しても、ほとんどの人が
夫婦別姓であることからそう感じます。
そして、子どもは夫側の姓を名乗ります。
子どもがいない、女ばかりだとなると
昔は養子、婿養子をもらって
姓を守るといったことがなされていました。
夫の祖父がそうでした。
夫の祖母には兄弟がおらず
祖母の姓を引き継ぐものがいなかった。
だから、兄弟がおり、長男ではない祖父が
祖母の婿養子となりました。
その長男は当然跡継ぎとして
祖母姓を引き継ぎ、つないでいきます。
一方、次男であった夫の父は
祖父方の姓を引き継ぐために養子となります。
父が祖父の身代わりというか
1世代遅れで、家(姓)を守る立場になりました。
そして、祖父も父も血を分けた兄弟が
違う姓を名乗ることになります。
台湾では姓(氏)の結束が強く
中元節などでは、姓ごとに神輿が出るほどです。
だから、違う姓になるのは
たとえ血のつながりはあっても
目に見えない壁があると思います。
うちの義姉たちも夫婦別姓ですから
姉弟は同じ姓のままで団結力が強い?
もちろん嫁ぎ先との関係も
長い付き合いですし、良好ですから
婚家をないがしろにしているわけではありませんが。
それでも、台湾の夫婦別姓は
家の存在が大きく、こだわりがあるからでは
ないかと私は考えます。
実は日本人である私の父も
同じような理由から養子になりました。
父の場合、叔母さんの家に子どもがなく
中学を卒業してから養子になったそうです。
それから、結婚し、私と妹が生まれました。
私たち姉妹はそれぞれ結婚しましたが
私は結婚した時、国際結婚のことを
何も知らずに言われるまま?
夫婦別姓で婚姻届けを提出し
しばらくの間、旧姓でした。
その後、妊娠したときに
子どもは日本に住む私の戸籍に入るため
私の姓を引き継ぐと知りました。
夫はもちろん、台湾家族の家意識のこだわりから
”子どもは当然、夫の姓であるべき”
これ以外の選択肢はないようでした。
私にこだわりがないのも幸い
私が夫の姓に変更することになりました。
大きなおなかを抱えて、
家庭裁判所へ氏変更の申し立てに行きました。
そんなに難しい手続きではありませんが
申請と面談で裁判所には2回ほど行ったでしょうか。
それから、役所で戸籍謄本を変更して
はれて、私の姓が夫と同じになりました。
私は旧姓も好きだったけど
夫の姓も大好きだから後悔はありません。
家族全員同じ姓であることも
なんとなく団結してる感があって
良いなと思っています。
私は姓にこだわりがないけれど
家制度の団結感覚を持っているところは
少し矛盾していますね。
さて、その一件で、私の実家の姓は
途絶えることになります。
私が両親に伝えた時、反対はされませんでした。
父自身、親の言うまま
養子に出されたという気持ちもあっただろうし
分家筋で姓は引き継がれていくし
姓にこだわりはなかったと思います。
もし、由緒ある家柄だったら
すんなりといかないでしょうけれど。
これから国際結婚でなくても、日本で
夫婦別姓を選べる時代がくるでしょう。
家や姓に対する考え方も
どんどん変わっていくでしょうし
人それぞれの思いに沿うよう
別姓と同姓、どちらの選択もできることが
望ましいです。
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