ウィーウェル・身体整え教室
おおぜきともこです。
「最近、すごく肩が凝るんです。」
「疲れが全然取れないんです。」
施術や講座で、
そんな話をうかがうことがあります。
そんなとき、私が
いつもお伝えしていることがあって・・・
それは、
身体は、ちゃんと教えてくれている。
ということです。
私たちは、
痛みや疲れを
「悪いもの」と考えがちです。
できれば、早く治したい。
疲れも感じたくない。
そう思うのは、自然なことです。
でも、
少しだけ、身体の見方を変えてみると、
違う景色が見えてくるのです。
身体は「異常」を知らせているのではなく、「変化」を知らせています
私たちの身体には、
今の状態を感じとる仕組みがあります。
筋肉や関節、皮膚には、
身体の状態を伝えるセンサーがたくさんあります。
長時間、同じ姿勢が続いたとき。
呼吸が浅くなったとき。
身体に力が入り続けたとき。
その情報は、
神経を通して
脳に伝わります。
つまり、
肩こりや疲れというのは、
身体が、今の状態を知らせるための
大切なサインでもあるのです。
身体は「守る」ことを最優先にしています
身体にとって、
一番大切なのは、
生きること。
そのために、脳は、
少しでも危険を感じると、身体を守ろうとします。
例えば・・・
精神的なストレスが続く。
責任が重なる。
気を張る毎日が続く。
すると、自律神経のうちの
交感神経が優位になりやすくなります。
これは、
「戦う」「踏ん張る」ための働きを含んでいます。
この状態が
短時間なら問題ありません。
ところが
何週間、何カ月、何年も続くと
どうでしょう。
筋肉は緊張しやすくなり、
呼吸は浅くなり、
疲れも抜けにくくなります。
これは、身体が決して
怠けているからでも、
壊れている訳でもありません。
守り続けている。
ただ、それだけなのです。
身体は、繰り返した状態を覚えます
ここがとても大切です。
前回の記事でも書きましたが、
身体は、
毎日のくり返しを学習します。
専門的には、「神経可塑性(かそせい)」といいます。
脳や神経は、
くり返し使うパターンを覚え、
効率よく働くように変化していきます。
ピアノや自転車が上達するのも、
この仕組みのおかげです。
実は、筋肉の緊張も同じです。
毎日力が入り続けると、
それが「いつもの状態」
それを覚えてしまうわけなんです。
「力を抜いてください」と言われても、
本人は、力が入っていることに
気がつけなかったりするのです。
これは、意志の問題ではありません。
身体の学習です。
だから、安心が大切になります
身体は、
緊張することを覚えるように、
安心することも覚えます。
やさしく触れられること
深く息を吐くこと
安心できる人と話すこと
ホッとした時間を過ごすこと
こうした経験も、
身体にとっては、学習になるのです。
無理に何とかしようとするのではなく、
身体に、
「もう大丈夫」
という経験を、
少しずつ、積み重ねていくことなのです。
身体は、今日も味方です
身体は、
あなたを困らせようとしているのではありません。
今日まで、
あなたを守るために
精一杯働き続けてきてくれました。
だから、
サインを責めないで大丈夫。
まずは、
その声に気づくことから始めてみませんか。
首や肩にそっと触れてみる。
ゆったりと呼吸をしてみる。
「今日もありがとう」
そう伝えてみる。
そんな小さな時間が
身体にとっては、
安心を思い出す一歩になります。
だから、今日も
まずは、なでなで。