旅館明治は湯村温泉郷にあり、太宰治が逗留し「正義と微笑」「右大臣実朝」を執筆したことで知られる温泉旅館です。

湯村温泉郷には宿が8軒しかありませんが、単独温泉が多い山梨の中では大規模な方です。

 

 

 

 

館内には等身大パネルと太宰治資料室があります。

宿の方は、当初は "そのお客さん" が小説家だとは気づかなかったようですが、何やら書き物をしているらしい、とのことで後になって太宰治だと分かったようです(そもそも当時は無名だった模様)。

余談ですが小栗旬さん主演の映画 "人間失格 太宰治と3人の女たち" はなかなか良かったです。

愛人である太田静子役の(沢尻)エリカ様も美しかったし、山崎富栄役の二階堂ふみさんの演技も素晴らしく、妻役の宮沢りえさんも儚げで良かったです。

 

※写真はお借りしました。

 

 

 

こちらが女湯。宿泊の場合に男女入れ替えになるのかは不明。

窓がなく、湯気が立ち込めているので、若干圧迫感があります。
薄暗い雰囲気のなか、黄色い光が射しています。

ぬる目ですが加温循環?
 

 

 

 

小さいですが、女湯にのみ源泉槽があります。

36度くらいのぬる湯です。

実際の掛け流し量はそれほど多くありませんが、2,3人用の小さな浴槽なので結構贅沢に溢れてます。

シャワーは水圧低め。

 

 

 

 

かごが置いてあるだけのシンプルな脱衣所。

備品はほとんどなし。

 

 

 

 

太宰治は、小説「美少女」に旅館明治のことを下記のように書いています。
「湯村のその大衆浴場の前庭にはかなり大きい石榴の木が在り、かっと赤い花が満開であった」
「浴場はつい最近新築されたものらしくよごれが無く、純白のタイルが張られて明かるく日光が充満してゐて清楚な感じである」

その後改築されているとは言え、感慨深いものがあります。

 

ちなみに、御坂峠の 天下茶屋 にも逗留しており、

「富士には月見草がよく似合ふ」

で有名な「富獄百景」の舞台になっています。

天下茶屋は、湯村温泉からは35kmほどの御坂峠にあり、富士山と河口湖が一望できる景色の良い場所にあります。

宿泊はできませんがほうとうなどのお食事ができ、天下茶屋利用の方は無料で太宰治文学記念館の見学が可能です。

 

 

 

施設情報

源泉名:-

泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉

泉温:40.2度

湧出量:-

PH値:-

その他:無色透明、無臭

 

入浴料:¥600

日帰り営業時間:15:00-21:00