渋温泉に行く途中に寄った一陽館。
紙の箱にお金を入れるシステムでしたが、勝手がわからないので奥のご主人に声をかけると、入浴料は300円とのこと!
銭湯より安い!!

 

 

母屋? お金を払うところ

 

 

 

 

有料休憩所の建物

 

 

 

 

内湯のある建物

 

 

 

 

「うちは体も洗えないし、10分、20分だけ入る温泉じゃないよ~。1時間、2時間入って良さの分かる温泉だからね」とご主人。
初めて訪れたことをだと伝えると、建物から出てきて源泉槽に案内してくれました。
指示されるがままに踏み台の角材に乗ると、源泉槽の蓋(木の板が置いてあるだけ)をご主人が開けてくれました。

 

 

 

 

源泉槽の中に頭を入れていると、びっくりするほどのツーンッとした刺激臭。
炭酸がこんなに匂うことに驚き!
槽の中で源泉はゴボッ、ゴボゴボッーとかなりの音を立て、行き場がなさそうにビールのような細かい泡を立てて渦巻いていました。この時点では無色透明のお湯は40度程度とぬる目、温泉は炭酸の力で自噴しているそうです。すごい。

 

 

 

 

男女別の内湯は全長12,13m, 幅1.2mほどで広々。
透明の源泉が結構な量で掛け流され、浴槽では赤錆色になり底は見えません。
タオルは一度お湯につけただけで薄茶色くなり、再起不能になります。
常連さんたちは一陽館用のタオルを持っておりどれも染めたようにきれいな茶色になっていました。

 

 

表の源泉槽のお湯は無色透明で炭酸たっぷりで、さっぱりした感触でしたが、
浴槽内のお湯は同じものとは思えないほど重く、炭酸を感じるどころか泡付さえありませんでした。
掛け流し量からすると、浴槽内のお湯はそれほど時間が経ったものではないのに、不思議なものです。

 

 

 

析出物びっしり

 

 

 

 

男湯、女湯からの排水が合流するところ

 

 

 

 

源泉投入口

 

 

 

 

スノコと籠が置いてあるだけの脱衣場(と言うか、ただのスペース)はお風呂の前にあります。

 

 

 

 

露天には5,6名のお客さんがいました。

10人くらいが入れる浴槽が2つに仕切られ、見た感じは内湯と同じでしたが別の源泉が注がれているとのこと。
タオル巻きOKの混浴。


 

 

 

江戸時代に村で営んでいた温泉を大正時代に復活させ旅館を経営、

その後一時閉鎖したものの周りの希望で日帰りのみ復活させたそうです。
 

 

浴感の重いインパクトのあるお湯。析出物の迫力は増富温泉の津金楼を思い出しましたが
一陽館はそれなりに清掃しているらしく、嫌なヌルヌル感はなかった。
ご主人のパフォーマンスも楽しかったし、ものすご炭酸臭を発生させている源泉も面白かった。
これほど炭酸がすごいのに、短時間で炭酸の気配すら感じないお湯に変化するのは興味深かった。
入口には「当分休みません」と掲げられており、ご主人の心意気を感じました。
一度は行くべき温泉です。

 

 

 

施設情報

源泉名:-
泉質:含鉄ナトリウム・カルシウム―塩化物泉
泉温:41度
湧出量:300リットル/分
PH値:6.7
その他:源泉は無色、透明、強烈炭酸臭。浴槽内では茶色濁り湯、鉄臭、鉄味

入浴料:300円
日帰り営業時間:8:00~20:00