セラピストさんは毎度おなじみのほっこりさん☆
ではではどうぞ〜
私はエジプト人の26歳の男性。
上半身は裸で、白い腰巻きをして
石を掘る仕事をしている。
地元に妻と6歳くらいの男の子を残して
出稼ぎにきていた。
家族に沢山の仕送りをしたいから、
日干しレンガの家の中には一人用の
小さなテーブルがあるだけの
質素な暮らしをしていた。
ある日、いつものように石を掘っていると
国の役人に声をかけられた。
仕事の手を止めて役人についていくと
人が行き交う街の中に連れていかれた。
自分以外にも、同じように役人に連れてこられる
人と落ち合うようで、行き交う人を眺めながら
待っていた。
連れてこられたのは5、6人。
馬車に乗せられて砂漠を進んだ。
着いた先はピラミッド。
中腹あたりに中に入る空間がある。
そこで、みんな
“うわ〜これがピラミッド?!
初めてみたよ~
すげ〜”
なんて言いながらキョロキョロしてた。
私も壁を触った。磨かれていてツルツルしてた。
ピラミッドに夢中になっていたけど、
ハッと振り返ると、砂漠に沢山の人が
整列していた。
これから儀式が始まるようである。
どうやら、私たちは王と共にピラミッドに
埋葬されるようであった。
手足を縛られて、ピラミッドの中に
連れて行かれる。
前と後ろは役人が長い棒の松明を持っている。
王を埋葬する石室に入ると
すぐに入口を外側から石で閉められた。
前を歩く役人はまだ石室にいる。
「おい!俺は違うだろ!出せ!おい!!」
必死に叫ぶけど、閉められたまま。
どうやら、前を歩く役人が石室から
出てくるのを待っていたら、
我々も出てこようとしてしまうから、
最初から役人も生き埋めにする
計画だったようだ。
外から石で閉じる映像も見えた。
石室の入口はかがまないと入れないくらいの
小ささ。
天井は高かった。
なぜ自分が選ばれたか。
それは、若く良い顔をしていたから。
地元を離れて1人暮らしだから
いなくなっても大きな問題にならなそうだから。
恐怖心は感じられなかった
(感じなくて良かった
)けど、
考えは感じた。
「王に信仰心があるわけでもない、
嫌がっている人間を一緒に埋葬したって、
なんの守りにもパワーにもならない。
意味ない。大事なのは形ではなく心だ」
続きます~




