先生になったばかりで、とにかく若くてフレッシュ。今、思うとイケメンだったんじゃないかなぁとも思います。
休み時間は男子とサッカーしたりして、
放課後も遊んでくれて、みんな先生の事が好きでした。
ある日、私は風邪で学校を休みました。
先生が夜、家に様子を見に来てくれました。
仕事帰りに寄ってくれたのだと思います。
玄関に座り、先生と話します。
「風邪大丈夫?」等等、話をしていると先生が
「お金を立て替えておこうか?」
と、言ってきたのです。
私は最初、“?”と思ったのですが、すぐに意味が分かりました。
先生は、お金がなくて集金袋を
持っていけないから、
私が学校を休んだと思っていたみたいでした。
当時は、給食費など、銀行引き落としではなく、
集金袋に現金を入れて持って行きました。
ちょうどその時、集金があったのです。
私は恥ずかしくて惨めで、「大丈夫です」と言って顔を横に振りました。
先生も追及することなく、話は終わり帰っていきました。
集金袋を、私がお母さんに渡すのを忘れていたのです。
「だけど、先生はそう思ったんだ…うちってやっぱり、そう思われているんだ…」
と、ショックを受けました。
そりゃ、そうですよね。
父親が転職をくり返し、家はボロボロ。
お金がないのは一目瞭然。
先生が「お金払えないのでは…」と考えるのも納得です。
先生は全く悪くないです!!
気にかけてくれて嬉しいです!!
…でも恥ずかしかった思い出です。


