じいちゃんに引き続いてばあちゃんのお話です。

ばあちゃんが何でもない日に、
とても可愛いファンシーな筆箱、えんぴつ、消しゴムのセットを買ってくれました。
(今は100円ショップで可愛い文房具が沢山ありますね。行くたびに、すごいなぁと感心します)

さっそく学校に持っていくと、友達が可愛いね!と言ってきました。

可愛い!可愛い!と言う友達。
ここで、私の罪悪感が発動します。


普通の人だったら、
「可愛いでしょ!ばあちゃんに買ってもらったんだ」
等々言って終わるのではないでしょうか。

ですが、私の思考回路は
「友達が可愛いっているのに、あげないなんてダメな人間だ。いじわるな人間だ」
そう考えるのです。

そして私は
「それ、Aちゃんにあげるよ!」
と言ってしまいます。

友達は、欲しくて褒めているわけではなく、
本当に可愛いから、可愛いと言ってるだけです。
人の物を欲しがるような子ではありません。

「ええ?!いらないよ!大丈夫だよ!」
と、驚くAちゃん。

私は「相手がいらないと言っても、1度で引き下がってはいけない」と考え、
もう一度、あげるよと言いました。

Aちゃんは困惑したものの、
私がはっきり強くあげると言ったので、
「そう?!じゃあもらうね!」と。

あげたあとに、ハッと気づく私。
「あれはばあちゃんが私のために買ってくれたものだ…なんであげちゃったんだろう…返してなんて言えない…」
そう思いながら、筆箱を見つめることしかできませんでした。


ばあちゃんごめんなさい。