前回の続きです。

夜ごはんを食べた後、気づくとお母さんが
いないときがありました。


母は出かけていたようで、話を聞いてみると、
毒父のタバコを買いに行っていたと言うのです。

家は田舎にあって、近くにコンビニはありません。歩いて往復30分の所にあるタバコの自販機まで、免許のない母は歩いて
買いに行っていたのです。
田舎なので、周りは畑や田んぼが広がり、
街灯はなく、本当に真っ暗です。
そんな所を母に買いに行かせていました。
「自分で吸うタバコなんだから、自分で買いに行けよ!
そもそも、お母さんもなんであんな奴の言うこと聞くの?!私だったら絶対に買わない!
………でも断って大暴れされるのが怖かったのかな……」
そんな事を考えていました。


ある日、普段はアクセサリーをつけない母が、指輪をつけていました。


「あれ?!お母さん指輪してるの?
どうしたの?」

そう聞くと母は

「ほら、もうすぐ結婚記念日だから、ね♡」

と嬉しそうに言うのです。




もう、私はびっくりしました。

「え?!ということは、お母さんはお父さんと結婚してよかったって思ってるってこと?!
私だったら、あんな男、絶対に嫌だけどな」

心の中で思いました。