家族で2回だけある、
お出かけの思い出。

2個目のお話です。

前回と同じくらいの時期かなぁと思います。

プールに行った時のお話です。

母は水の中には入らず、見ているだけでした。
流れるプールに入るときは、父と一緒に入りました。
楽しい流れるプールのはずが、
父が一緒だったので、ものすごく嫌でした。

その後、普通のプールに入りました。
父は、荷物番をしていていませんでした。


「お母さん!泳ぐから見ていてね!」

そう言って、私は、クロールをしました。
とはいえ、息継ぎはできないので、
息が続くところまで泳ぎ、立とうとすると、
足が底に届かないのです。

どうやら、奥に行くほど、水深が深くなる構造のようでした。



息が続くギリギリの所まで泳いだので、
すでに苦しいのに、息が吸えません。


溺れる私。



プールサイドにいる母は
溺れる私を見ているだけ。
助けてくれません。




どんどん沈む私。




もうだめだ、そう思っていると。



監視員の女の人が走ってくるのが見えました。


そのタイミングで



プールサイドに手が届いたのです。

無事にプールサイドに上がった私。

本当に死ぬかと思いました。



苦しむ私を見て母は笑っていました。


「やだー!溺れてたのー?!
   あっはっはー!!」

まっったく、心配はしてくれませんでした。
母的には、笑える出来事のようでした。


助けてくれようとした監視員さんは、
心配そうにこちらを見ていました。
声をかけようか迷っていたと思いますが、
あまりにも母が笑っていたので、
“大丈夫なのかな”と判断していたのを感じました。