今日は“自分の憧れの存在を見つける”について書きます。
語学を勉強する上で人それぞれ目標は違うと思いますが、私も含め多くの人が“話せる”ことを目標に勉強していると思います。ひと通り文法も勉強し、検定試験にも合格し、それなりに自信がついてきた頃、今度は“話せない”という悩みに直面します。
そんな時、「ネイティブじゃないし、流暢に話そうと考えてることが高望みなんだ」とか、「発音が少しくらい曖昧でもいいや。どうせネイティブじゃないんだし。」とか、色々自分に言い訳し、自分を慰めてしまう。そのことが話す時に緊張しないためにとか、自分がいい方向に向くように言い聞かせた言葉であるならいいと思いますが、逆にこれくらいでいいや〜と目標設定を下げてしまう場合です。
私も一時期、日本人が中国語やタイ語の発音をマスターするのには限界があると思っていました。それまで、きれいな発音で流暢に話している日本人に出会ったことがなかったので、自分がそうなれるというイメージが湧かなかったのです。
ある日、ある番組を見ていた時に1人の日本人男性に出会いました。それが、今の私の憧れの存在である“西田聡”さんです。彼は中国の漫才“相声(そうせい/しょうせい)”を勉強している方で、彼の中国語を聞いて大ファンになりました。彼の素晴らしい点は普通話もさることながら、その他の地域の方言も操れること。それに加え、中国人でも難しいと言われる中国の漫才“相声”に挑戦し勉強し続けていること。
私は彼に出会って“日本人でもここまでになれる”というイメージが、初めて湧きました。
この感情が湧くと、今までの自分に対しての言い訳はただの甘えだったなということに気づかされますし、彼ができるなら私もできるはずという気持ちになり、これくらいでいいやと思っていた気持ちだったのが、もっと上にいきたいという気持ちにさせられました。
私はそれから彼の映像を何度も何度も見ました。時には、自分が彼のように話している姿をイメージしたりしてワクワクしていました。このようなワクワクした気持ちになれたら、もうしめたもの。もちろん、ローマは1日して成らずで、すぐ話せるようになるわけではないですが、気持ちが違うと状態や行動が変わります。今まではネイティブとの会話で相槌が多かった私ですが、最近は積極的に自分から話題を振ったりするようになりました。ほんとに小さいことですが、気持ちが変わると変わります。
みなさんも自分の憧れの存在を見つけてみませんか?
私の場合は日本人の中国語学習者でしたが、もちろんネイティブの方でもいいと思います。とにかく自分にやる気を与えてくれる方を見つけて、学習の起爆剤にして少しでも高みを目指しましょう!
*相声とは、中国の伝統的な話芸の一つ。話術や芸で客を笑わせる芸能である。日本の寄席演芸に例えると、漫才に相当する。