父の吸引力の凄さには

いつもながらに驚かされる

 

日曜から連日

お世話になっている施設から

体調の異変について連絡が入る

 

そして、ついに入院が必要となり

急遽、車を走らせ入院の立ち合いに

 

3月の入所以来

会うのは本当に久し振りで

 

車椅子に乗って現れた父は

かなり具合が悪いのか?

 

目を閉じたまま

声掛けに頷いたり

ゴソゴソと身体を掻くものの

 

一向に目を開けようとしない

 

一通りの検査が済んで

病室に行くエレベーターに乗りこむと

点滴を打って横たわった父の

目がパッチリと開いていた。

 

「あれっ、お父さん寝てたん?」

 

そう聞くと、はっきりとした声で

「そうや、寝てたわ~。ハハハッ」

って、点滴が効いたのか目覚めが良い

 

入院手続きの書類にサインをして

 

病室には入れないので

これまた退院の時にしか

会えないのでしょう

 

入所時に施設に常任されている

お医者さんの診断と

現役の病院の先生が

発する言葉は違っただけで

実は、以前から兆候は出ていた様子

 

もし腫瘍が原因だったら

ここはBSC(緩和治療)でしょうか

 

身体も、脳も、臓器も

もう限界にきてます

 

アルツハイマー型認知症で

要介護3の父

これまでにも言われてきた言葉

 

折角、施設にも慣れてきた頃に

また、病院に入院することとなって

 

この後、施設に戻れるのだろか

 

病院のお得な入院パックにはしませんと

施設から着替えを持ってきて貰ったけれど

 

既に、梅雨入りしてるんだった汗

 

雨の中、病院に通って

洗濯物を引き取って洗っても

お日さんに干せない

 

洗濯物に付いた残り香が

鼻に染みついて堪らなくなる

 

車の中、洗濯機の中

彼方此方に残った

エネルギーの残骸に苦しむのだ

 

 

施設の方曰く

コロナ禍で施設での暮らしは

閉ざされて実に味気のないものに

なってしまったと

 

本来なら、もっと多くの人が行き来し

賑やかで、楽しい行事も沢山あるのだと

 

せめて、少しの間でも

父には賑やかに、笑顔に包まれて

暮らして欲しいと思う

 

もう少し、頑張って砂時計