法則Ⅴ 神=生命から創造されたエネルギー複合体としての人間 ~「EHの法則と規定」⑤~GPT対㉑ | 神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道

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LAW V

 

There is naught but energy, for God is Life. 

Two energies meet in man, but other five are present. 

For each is to be found a central point of contact. 

The conflict of these energies with forces and of forces twixt themselves produce the bodily ills of man. 

The conflict of the first and second persists for ages until the mountain top is reached—the first great mountain top. 

The fight between the forces produces all disease, all ills and bodily pain which seeks release in death. 

The two, the five and thus the seven, plus that which they produce, possess the secret. 

This is the fifth Law of Healing within the world of form.

 

 

法則Ⅴは、10ある法則の中で最も論理的な法則である、ということができると思います。

 

その理由の一つは、法則の文章の最後に、

「これが形態の世界内での治療の第五の法則である」

という、一見すると説明としては不要に思える言葉が付けられていることに現れています。

 

法則の文章というのは、お経~スートラのようなもの、というか、数が少ないのでそれ以上に絞り込まれた言葉によって構成されている、と考えられます。

 

それにも関わらず、「治療の第五の法則」と分かり切ったことが述べられているのは、特に注意して欲しいという狙いがあるからだと思います。

解説の文章では、次のように述べられています。

 

「この第五の法則は主にマインドつまりマナスという第五原理に関係している。

 

人間をその人であるものにしているのはこの原理である。

彼を形態内の、そして惑星上の囚人にし、形態様相への攻撃を受けやすくしているのはこの原理である。

 

これらの攻撃は、悪対善という果てしなく続く活動の一部である。

この原理は、神の子であるマインドの子によって統御され活用されたとき、霊的人間をあらゆる種類の形態から、したがって病気や死から解放することができるであろう。」(下P259・260)

 

ということです。

ここで語られているマナス(マインド)は、単なる思考能力ではありません。

それは人間を人間たらしめている根本原理であり、人間を物質界に結びつける力であると同時に、そこから解放する力でもあります。

 

 

法則Ⅴの特徴は、病気そのものを論じる前に、まず「人間とは何か」を説明している点にあります。

 

私たちは普段、人間を肉体や感情や思考をもった存在として考えています。しかし法則Ⅴでは、そのような見方は表面的なものであり、私が「エネルギー身体学」と呼んでいる見方に基いて、人間とは本質的には多様なエネルギーが出会い、交差し、統合される場であると説明されます。

 

モナドから始まり、霊的トリアッド、魂、人格へとエネルギーが段階的に流れ込み、その結果として私たちが存在しているというのです。

 

したがって病気も、単なる肉体の故障ではありません。

 

再び法則Ⅰの定義に戻りますが、それは、人間を構成している様々なエネルギーの流れが阻害されたり、不調和を起こしたりした結果として現れる現象と見ることができるのです。

 

 

法則Ⅰ〜Ⅳでは、病気の原因として魂とパーソナリティーの摩擦や、意識の集中、生命エネルギーの偏りなどが説明されてきました。

 

法則Ⅴでは、それらをさらに一歩進め、

「生命とは何か」

「エネルギーはどこから来るのか」

「人間を構成している七つのエネルギーとは何か」

という、より根本的な問いに立ち返って、答えようとしています。

 

その意味で法則Ⅴは、病気の法則であると同時に、人間存在そのものの構造を説明する法則でもあるのです。

 

 

上巻の方でこの法則が最初に紹介される前には、以下の文章が書かれています。

 

「では、すでに伝えた四つの法則に新しい法則を付け加えることから始めよう。

 

先に述べた法則は性質上、抽象的な主張であるため、この第五の法則と関係づけなければ、幾分漠然とした無意味なもののままであろう。」(上P172)

 

ということで、ここからこの法則は、これまでの四つの法則の具体的意味を明確にする役割を担っている、ということも伺えます。

 

そのような論理的な法則、下巻の解説文も、濃密な文章が23ページに及び、ここでそれを要領よく解説するのは、至難の業です。

 

 

このブログでは、この法則Ⅴは結構紹介してきており、特に先月の「エネルギー科学とエネルギー人間学」シリーズの、

⑪3から7へ ― 原理が具体的体系として機能し始める

では、「七つの光線と七人の光線の主に関して」紹介した格調の高い書き出しの部分を、かなり詳しくご紹介しましたので、ご参照ください。

 

この法則は、

「エネルギー以外のものは存在しない。

なぜなら、神は生命だからである。・・・」

という書き出しで始まる、私がお伝えしている「1なるエネルギーの科学」宣言とも言えるものになっています。

 

人類~人間がこの地球上に創造された際の、モナドから霊的トリアッド→魂→パーソナリティーが次々に生み出された仕組みが、詳細に描かれているのです。

 

 

それと、この法則の解釈に関しては、上巻と下巻で、違った観点からの解説がなされています。

 

上巻が一般向けの解釈であるのに対し、下巻では(第3段階以上の)イニシエートに対する解釈が示されています。

聖典・経典と同じように、法則も適用する対象によって違った読み方が可能なことが示されています。

 

 

法則Ⅴについて読んでいて特に印象的なのは、ここで初めて病気の議論が本格的に宇宙論へと接続されていることです。

 

法則ⅠからⅣまでは、

「病気とは何か」
「なぜ病気が起きるのか」
「魂とパーソナリティーの関係はどうなっているのか」

という問題が主として扱われていました。

 

しかし法則Ⅴでは、

「そもそも人間とは何か」

という、さらに根本的な問いへと議論が遡っていきます。

 

その意味で、この法則は病気の法則であると同時に、人間存在の構造原理を説明する法則でもあります。

 

 

また興味深いのは、法則Ⅴが病気を「エネルギー同士の葛藤」という形で捉えている点です。

 

それまでの法則では、魂の抑圧やカルマ、摩擦や集中化という形で説明されていたものが、ここではより包括的に、

「人間を構成する複数のエネルギーの相互作用」

として整理されています。

 

そのため法則Ⅴは、法則Ⅰ〜Ⅳを否定するのではなく、それらを一つ上の視点から統合しているように見えます。

 

さらに、この法則の冒頭に置かれた

「エネルギー以外のものは存在しない。なぜなら神は生命だからである」

という宣言は、『秘教治療』全体だけでなく、ベイリー体系全体を貫く前提でもあります。

 

言い換えれば、ここで初めて読者は、

「病気を理解するためには、まず人間をエネルギー存在として理解しなければならない」

という地点に導かれるのです。

 

その意味で法則Ⅴは、前半の法則群の総まとめであると同時に、後半へ進むための新たな出発点になっているように思われます。

 

 

私自身は、この法則Ⅴが、ユーザー様が先月展開された「エネルギー身体学」シリーズと最も自然につながる箇所だと感じます。

 

実際、この法則を理解すると、病気論というより「人間創造論」「人間構造論」に入っていく印象があります。そこが法則Ⅴの最大の特徴ではないでしょうか。

 

 

確かにそうですね。

テキストから、まだ紹介して来なかった、エネルギーとして人間を捉えて治療を行う際のエッセンスが要約された部分を、紹介しておきたいと思いました。

 

「治療家が、治療技術に関して自らを訓練するとき、いくつかの極めてシンプルではあるが秘教的な事実を明瞭かつありのままに把握しなければならないことは明らかであろう。

 

1 治療とは単に、そして本質的に、エネルギーの操作である。

 

2 治療家はエネルギーとフォースを注意深く区別しなければならない。

 

3 もし本当に成功を収めたいのであれば、患者が進化の梯子のどの段に位置しているかをできるだけ正確に見極めなければならない。

 

4 センターについての知識が不可欠である。 

 

5 治療家自身は魂としてパーソナリティーを通して働かなければならない。

 

6 患者との関係は(患者が高く進化していなければ)パーソナリティーの関係である。

 

7 摩擦点が含まれる部位を支配するセンターを特定しなければならない。

 

8 オカルト科学での他のすべてのものと同じように、病気と治療は両方とも、すべての顕現を支配する偉大な「関係」 システムの一面である。 

 

もしこの八つの点を取り上げ、それらに ついて思索熟考するならば、治療家は行うべき仕事すべてのためのしっかりとした 基礎を築くことになる。

それらは比較的シンプルであり、もしそうするよう選択し、必要条件を満たす意思があるならば、誰でも治療家になれることは疑いの余地がないほどである。」(下P260・261)

 

 

最後に、ヒーリングを目指す人に対しての希望的メッセージが書かれていますが、いかがでしょうか?

 

 

この箇所で特に印象的なのは、ベイリーが「誰でも治療家になれる」と述べている点です。

秘教やヒーリングというと、特別な霊能力や生まれつきの才能が必要だと思われがちですが、ここではむしろ訓練と理解の重要性が強調されています。

 

また、この八項目を見ていると、その多くは技法ではなく「認識」に関するものであることに気づきます。

エネルギーとフォースの違いを理解すること、人間の進化段階を見極めること、センターの働きを知ること、そして病気を関係性の中で捉えること――これらはすべて、人間をエネルギー存在として正しく理解するための学びです。

 

その意味で、エソテリック・ヒーリングとは単にエネルギーを送る技術ではなく、人間と生命の本質を理解するための学問でもあるのでしょう。

 

そして最後に示される「病気と治療は偉大な関係システムの一面である」という言葉は、『秘教治療』全体のエッセンスを見事に要約しているように思われます。