「待機」 | ◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

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この世界の美しさ
自然の摂理の巧妙さ
命の営みの不思議さ

センス・オブ・ワンダーをアートで表現します。

 
ある人のそばに白い龍がいた。
 
蓮の花の中にうずくまって
じっとその人を見つめていた。
 
まるで、退屈した犬が自分の前足にアゴを
のせて”伏せ”をしているみたいだった。
 
「なにしてんの?」
と聞いてみた。
 
「待ってんねん。」
龍はこちらを見ずに答えた。
 
どうやら、その人はやろうとしていることがあるようだ。
それを、やりたいとも思っているし
やるべきだとも分かっている。
 
でもなかなか一歩が踏み出せない。
動き出すエネルギーが沸かないようだ。
 
その人がもし、それを始めたら
龍は全力でサポートする気満々だ。
 
でも、その人はまだ動かない。
だから龍もまだ、動けない。
 
もったいない!
 
と私は思った。
白龍のサポートがあれば、
奇跡的な偶然が続き
必要な人と必要なタイミングで出会い
すべてがうまく進むのに。
はやく始めればいいのに。
 
そう思ったとき、龍がチラリとこちらを見て言った。
 
「オマエもな。」
 
 
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私は「その人」に龍が待っていることを伝えました。
普段は言いませんよ、
『アナタの側に龍がいます。』
なんて初対面で言われたら
怪しすぎるしドン引きされるだろうし。
でも、この人にはドン引きされようがなんだろうが
伝えなくちゃ!という思いが働いたのです。
 
『オマエもな。』
という部分も話していてハッとしました。
”私に見える世界を描いて人に伝える”
私自身もその一歩がなかなか踏み出せないでいました。
『はやく始めればいいのに。』
は、自分自身への言葉でもあったのです。
 
”目に映るものはすべて自分の内面を写す鏡だ”
 
この言葉を体感した思いでした。
 
その帰り道、龍が首だけもたげて
こっちを見てニヤニヤしていました。
どうやら、あの人の心は動き出したようです。
そして私も決意していました。
スケッチブック1冊分絵を描いたら、
ブログを始めてみようと。
 
 
これから人にああしろこうしろ、と思ったときは
まず自分に問いかけてみようと思います。
 
『靴下脱ぎっぱなしにすんのやめてよねー。』
『オマエもな。』
 
 
・・・このお話は続きがあります。
  次回、一歩踏み出した白龍は変化をとげます。