ブログ☆アリとキリギリスとあぶらむし。 | Space☆Angel ~The Light~

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昔々、アリとキリギリスとあぶらむしがいました。

 

蟻は、暖かい日差しがいっぱいで、たくさんの花たちのいい香りがして、植物もいきものも、

生き生きとする春も、太陽の光で地面も空気も暑くなる夏も、穏やかな風が吹き、木の実や

果物や野菜が実る秋も、一生懸命働いて、働いて、働いて、これから来る冬に備えて、

食べ物をたくさん集め、冬の間ゆっくりできるように、毎日毎日働きます。

 

春になると、どこからともなく小さいあぶらむしが、蟻さんの通り道にある木にやってきて、

葉っぱから気の養分を吸います。

蟻さんが、この木はアリたちの通り道にあるんだから、蟻の木だぞ!

無断で葉っぱから蜜を吸うなんて、不届き者め!とあぶらむしに怒り、

この木を使うなら、使用料をよこせ!という始末。

でも、あぶらむしさんは、葉っぱから養分をもらってるだけなのにな~と思いながら、

身体の中に溜まった蜜を上げることにしました。でも、ただ上げるだけではありません。

蟻さんに『蜜をあげるかわりに、私たちの天敵である、テントウムシの赤ちゃんを退治して』と交渉しました。

蟻さんは『蜜をくれるなら、いいよ』と快諾します。

あれ?

蟻さん、大丈夫?

蜜をくれるのは、蟻さんたちの通り道にある木の養分を吸うからでしょう?

なのに、あぶらむしさんのいうこと聞いちゃって、蟻さん、お人よし・・というか、

お虫好しすぎない?(笑)

 

そういう真面目に働く、ちょっと抜けた蟻を横目に、キリギリスは、歌ったり、踊ったりして、

みんなを楽しませながら自分も楽しんでいました。

今、楽しまなくていつ楽しむの?

『蟻さんたまには一緒に遊ぼうよ』

『蟻さんたまには一緒に歌おうよ』

そんなに働かなくたって大丈夫だよ。

と一生懸命に働く蟻に問いかけます。

春は歌を歌って、

夏はダンスして

秋は、たくさんおいしいものを食べて・・

冬は?

 

キリギリスは冬の支度をしていませんでした。

寒い冬、誰もいないのっぱらにひとり。

『やべ~、誰もいないじゃん』とつぶやいたときに、空から冷たい綿のような雪が降ってきました。

 

『雪だ!雪だるまを作ろう』と一人のっぱらで雪だるまを作りますが、誰も見てくれないので

蟻さんのところに行って、蟻に見てもらおうと思います。

そしてあわよくば一緒に遊ぼうと思うのですが・・

蟻さんは『こんな寒い日にのっぱらに出るなんて、頭おかしいんじゃない?」と言って、

怒りだします。

それだけでなく、ドアを開けてると冷気が家に入るからと言って、キリギリスを追い出しました。

ひとり外にたたずむキリギリス。

 

寒くなって、家に入れてよ!と蟻さんにお願いすると、働かなかったお前が悪い。と

キリギリスに冷たくします。

 

それなら、ここで凍死してやる!とキリギリスは思い、蟻さんの家のドアの前に立って、

どうせなら、歌を歌おう。どうせなら踊ってやろう。と、ひとりにぎやかに楽しんでいると、

『うるさい!』と蟻さんに怒られます。

それなら、『ここでじっとして凍死してやるからな!明日の朝には氷のきりぎりすがいるからな!』と逆切れします。

 

いやいや、凍死されたら夢見が悪いと、蟻さんはしぶしぶ、キリギリスを家に入れてあげ、

しょうがないからと言って、食事も提供して、春まで一緒に冬を越すことにしました。

蟻さんは働き者で、やさしいですね。

 

さて、蟻さん、キリギリス、そして、あぶらむし。

誰が一番得をしたのかな?

誰が一番豊かなのかな?

 

えりぴょん家なら、蟻は長女でしょう。

一生懸命働いて、キリギリスの私に時々お茶やお菓子を買ってくれます(笑)

そして、妹の次女の事もとても大切にします。

 

次女は、あぶらむしです。

あぶらむしは自分の都合の良いようにまわりのものを使って自分の住環境を整えていきます。

周りのことは気にしません。

なんか言ってきても、自分の都合の良いように解釈をして交渉をしていきます。

交渉決裂なら、置き土産として、ウィルスをばらまいたり(笑)

木や草を枯らせてしまいます。

人間の次女は、ものすごい『負』のオーラを広げ、怒りビームをまき散らします。

誰も考えたことのないようなことを平気でやってのけ、蟻の姉がかまってくれることを

当然と思っているあぶらむしさんです。

 

 

アブラムシは、一見、木や草の葉っぱの裏でひっそりと蜜を吸い、たまにありが来ると、貯めている蜜を分けてあげて、おとなしくしているように見えますが!

実はとても面白い生態・・虫の世界ではありがちなのかもしれませんが・・

 

アブラムシは、春から秋は、メスだけで繁殖するので、大半がクローンです。

そして、秋になると、今まで生まなかったオスを生んで、交尾して、冬を越すために

卵を産んで次の世代に自分のDNAを伝えます。

 

翅のあるアブラムシと、翅のないアブラムシがいます。

翅があるから風に乗って飛んできて、葉っぱにくっついて,一大コロニーをつくります。

翅のないアブラムシは、春になると土から出てきて、近くの木や草にくっつきます。

 

協調性があるんだか、共生してるんだか、してないんだかわからない・・

人間にとっては困りものの虫ですね。

 

キリギリスとアブラムシは、共通点がいくつかあります。

2種類?とも、我が道を行く。

 

刹那的に生きる、楽しいが一番のキリギリスと、我が道を行くあぶらむし、

共通点なんてないように感じますが、まわりのことは気にしていません。

自分が良ければすべてよし。

 

なので、お互いの生活圏を脅かすようなことはしません。

蟻がいても、キリギリスとアブラムシは、接触するようなことはないですしね(笑)

 

イソップ寓話は、いろんな解釈の仕方があって、時代によって最後が変わります。

教育的観点から見て適切じゃないということで、最後の部分が変わるということだそうです。

 

 

アリとキリギリスとあぶらむし。

 

色んな生き方があって、どれが良くてどれが間違い。というものはありません。

私たちは自由に生きていくことができます。

豊かであることも、何が豊かで何が豊かじゃないか?というのもそれぞれ。

 

蟻でも、キリギリスでもあぶらむしでも。

なんでもいいんじゃない?

 

なんでもあり。な、世界になっていくから。

 

めでたし。めでたし。

(何がめでたいんだか‥わからないけど・・めでたしで終わろう)

 

今日もあしたもわくはぴ!