● 中学生を誉めるときには気をつけたい!

 

 

こんにちは 三浦真弓です。

 

卒業式が近くなると…

自分がかつて学校で仕事をしていたときのこと…

色々思い出します

 

中でも就職してまだ数年のときのMちゃんには

中学生を誉めるというか、認める難しさを

教えてもらいました。

 

それは…

あと4日ほどで卒業式という3月始めのことでした。

その頃は、今ほど、個人情報がどーのこーのとは

言われていなくて

 

保健だよりにも、

1年間(または3年間)欠席せずに頑張って登校した人とか、

身長が1年間でたくさん伸びた人ランキング!

なんていうのを載せていました

 

 

でも、そろそろそういうのは、どうだろうね~?

名前が出て、嫌な気持ちになる生徒もあるかも知れないね

ということで、主事の先生と話し合った結果、

 

保健だよりには載せないことにして

担任の先生にだけ、

「先生のクラスのお子さんはこんな感じですよ~」って

お伝えすることにしました

 

そして、たまたま帰りの会の前に、

廊下ですれ違ったMちゃんの担任の先生に

ニコニコ「先生のクラスで、

1年間今日まで休んでいない人は○○さんと、△さん、

3年間休んでいない人はMさんです」

とだけ、お伝えしました。

 

 

すると

グラサン「へ~そうなの? Mは3年間か~すごいなぁ」

といわれ、教室へ向かわれました。

 

その翌日

グラサン「先生、しまった~ Mが休んだ!」

ニコニコ「え? 急に…どうしたんですか? 昨日元気そうでしたよね」

グラサン「うーん。多分なんだけど…

   昨日、帰りにMが3年間休んでいない話きいただろ?

   つい、帰りの会で、みんなの前で

   『すごいな~』って、誉めたんだよね…

   あれが、まずかったかも」

ニコニコ「え? あ… そうなんですか」

 

確かに、Mちゃんは、まじめでいい子ではあるけど

みんなの前で誉められたからって、それで休んだの?

 

その翌日

グラサン「先生、今日はMきた」

ニコニコ「来ましたか~どんな感じですか?」

グラサン「まったく普通。全然体調悪いようにはみえん」

ニコニコ「そうですかー。じゃあ昨日は…」

グラサン「わからんけど、聴けたら聴いてみるわ」

 

ということで、Mちゃんの担任の先生は、Mちゃんを

密かに呼んで、聴いてくれました。

 

すると

 

ニコニコ「自分の中学校の目標として、3年間休まないって

   決めていて、誰かに誉めてほしいとか、そういうことは

   ちょっとも思っていなかったんだけど、教室で先生に

   『3年間休んでなくて、すごいな~』って誉められて

   みんなにも、『すげ~』とか言われて

 

   そういうこと言われたくて、3年間休まなかったんじゃ

   ないよな~って思ったら、

   なんか昨日は学校に来れんかった」
 

そうか~

そうだったのか~

 

 

これ、相手によっては、もしかしたら

「そうでしたか~でも、自分が休まないって決めたんだったら

 周りの人がなんと言おうと、自分の思いを貫いたらいいんだよドキドキ

 

というような、言葉をかけることもあるかも知れませんが

 

Mちゃんに対しては、担任の先生と一緒に

Mちゃんの気持ちや考えに想いを向けることなく

不用意に誉めてしまったと、反省しきりでした。

 

この場合、みんなの前で誉めるんだったら

やっぱり、卒業式の日に、

「3年間休まなかった。すごいなーラブラブ

とすればよかったですね

 

大人でも、

プロジェクトに取り組んでいる途中で

頑張っているのをじゃんじゃん誉めた方が、

どんどん頑張れるタイプの人と

 

結果を出してから、さらっと「すばらしいね」と

誉めた方が、相手にとって嬉しいほめ方になるタイプの方が

いらっしゃいます。

 

思春期まっただ中の子どもたちの心境は

もっと複雑だわ~

誉めるのであれば

じっくり子どもの思いをくんで、誉めてあげないとねラブラブラブラブ

 

そもそも、誉めてほしいと思っているかどうかは

また、別の話ですし。

 

そんなことを学ばせてくれたMちゃんでした。

 

本屋さんには

「誉めて延ばす」

みたいな本が、たくさん出版されています。

 

親・大人主導ではなくて、

相手のことを考えて「誉める」ってどういうことか

一緒に考えていきましょう♪