「成長する」という意味の単語「Grow」。
これに「Out of」を付けて「Grow out of~」にすると「(子供の頃からの癖や習慣)~から脱する」という意味になります。

たくさんある私の子供の頃からの癖や習慣の中で、大人になってから脱したものと言えば「食べ物の好き嫌い」があります。
とにかく野菜全部が嫌い。椎茸も嫌い、たけのこも嫌い。
それにくわえて、魚も嫌い。
全く親の躾がなっておりません!親の顔が見てみたいわい!

ところが大人になった今、肉より魚を好むようになり、紫の食べ物なんてありえん!と、野菜の中でも一番嫌いだった「なすび」も大好物。

それほどまでの好き嫌いがなくなったのは、ビールや焼酎の美味しさを知ったお陰。美味しいお酒の肴としていただく野菜のほのかな苦味、たけのこやなすびの歯ざわり、魚の脂の旨味などを覚え、大好きになったという訳です。
今では信じられませんが、そもそも若い頃はビールや焼酎なども飲めませんでした。
それが、「お酒が飲めるようになった」と成長したことに伴い、今まで大嫌いだった食べ物も美味しく食べられるようになったのです。

自分自身が「私のこんな所、成長したなぁ」と気づいた時は「こんな所」以外でも成長しているのかもしれません。
例えば、仕事で失敗したとき。
その失敗を乗り越え、二度と同じ過ちを繰り返さない自分へ成長したと感じた時は、同時に、失敗した人の気持ちが理解できる自分へ成長したとも言えます。

因みに「Grow out of~」には「~を着ることができなくなる」という意味もあります。
お酒の美味しさを知って好き嫌いがなくなったお陰で、私の脂肪は日々成長しております。もちろん数年前のスカートなんて入るわけがありません。どうやら一つの成長にともない負の成長までもがついてくることもあるようです。

「あぁ、私、また一つ成長した!」と感じた時は、負の成長までもが伴っていないか考えてみて損はありません。負の成長にも気づき、それを打ち消した時が完璧に『成長』した時なのではないでしょうか。

……と、わかっちゃいるけど、増加し続ける負の成長ならぬ、私の脂肪。
負の成長を打ち消していない私、まだまだ成長しきれていないようです。