今月のお題は『お一人様の時間の過ごし方』です。

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まだ私が独身で一人暮らしをしていた時の話。
ある日仕事帰りにスーパーでレジの列に並んでいると、前に私よりも少し年上の女性が並んでいました。その人のカゴを覗くと1本の缶ビールとお惣菜の餃子が入っていました。
「……家で一人で晩酌するのか……な……」
まだ家で一人ビールを飲むという事を経験したことのなかった当時の私は、なんとも言えない気持ちになりました。

しかしその数ヵ月後。
同じスーパーで買い物をしていると、お惣菜コーナーで焼き鳥を売っているおばちゃんに声をかけられました。
「あと5本で完売なの。2本おまけするから買ってくれない?3本の値段でいいから!」
あまりに腹ペコで、家に帰ってからご飯支度するのが面倒だな、なんて思っていた矢先だったので迷わず購入。そして、焼き鳥と言えばビールかな、と缶ビールを1本買ってしまったのでした。

ドラマなんかで独身女性の寂しさを象徴する「女の一人暮らしの缶ビール」。プシュッと缶を開け、缶のままグビっと飲む。テレビではお笑い番組なんかがやっていて、一人テレビを見ながら思わず笑う。

「これ……、楽しい」

それ以来、私はすっかり「一人晩酌」の虜になりました。

幸い、私の夫には夜勤があるので、結婚した今も「一人晩酌」のチャンスはいつでもあります。そんな時は、夫が嫌いなため普段は食卓に並ばない、私の大好物の白子や魚卵を肴に一人晩酌を楽しみます。溜まったビデオを見たり、本を読んだり、ネットをしたりしながらマターリと。

が、しかし。楽しい時間はこれまでです。
実は先日、テレビで心霊ビデオなるものを見て以来、私はおばけが怖くてたまりません。
夜勤で夫がいない夜は「何かが写ったらどうしよう」と鏡を見る事ができないので洗面所に行けず、髪は自然乾燥。12時過ぎたら窓やカーテンの隙間が怖くて薄目で過ごす。「おばけが怖い」と夫に何度もメールした事もあります。(そのメールのほうがよっぽど怖い)
そんな夜はさっさと酔っ払って寝るのが一番いい。と、私の貴重な一人時間は短縮されつつあります。

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