今月のお題は『いつもカバンに入っているモノ』です。
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小学校の時、男子と女子が分けられて「性教育」の授業があった。
学校から帰って母に「あのね、おかーさん、あのね、あのね……えっと、やっぱりいい」と妙に恥ずかしくなって「ナプキンポーチ」を準備して欲しいと言えなくて、モジモジして物凄い小さな声で「ナプキンを準備したほうがいいって」と人事のような言い方をした。
そして数日後、ナプキンをお気に入りのキャラクターのポーチにいれてめでたく乙女の秘密アイテム「ナプキンポーチ」が誕生したのだった。
この頃の乙女たちの秘密の合言葉は「アレキタ?」だった。
休み時間にコソコソと「ナプキンポーチ」をもって連れ立ってトイレに行く女子をなんだか大人っぽく見え「いいなぁ」と羨望の眼差しで眺めていた。
そして自分も来月こそは!代表候補の一人として女性ホルモン監督に呼ばれるのを待っていたのだ。
明日のファンタジスタとしてプレーする日を夢見ていたのだ。
しかし、秘密の合言葉が秘密じゃなくなってもわたしは女性ホルモン監督に呼ばれなかった。
完全にオーバーエイジ枠でしか選出されない年齢になってしまった。
ずっと「ナプキンポーチ」をカバンに潜ませて待つこと5年。
やっと「アレキタ?」「アレキテマス、キテマス」と合言葉を返せた。
女性ホルモン監督はわたしに初潮合宿の参加を認めてくれたのだ。
それから、わたしは代表選手として月経試合をこなしていった。
月経試合は一日のズレもなく毎月開催される。3日の短期決戦、しかも自分でも試合中な事を忘れるくらい軽いのだ。
まさにファンタジスタとしての栄光の日々なのだ。
初めて月経試合が延期になった時、それはベビーが宿った時だった。
出産が近くなり助産婦に陣痛はどんな痛みか聞いたら「生理痛の強くなった痛みです」と即答された。
それは「鼻から大根が出てくる痛みです」と同義語だった。
結局、陣痛はよく分からないまま「鼻から大根を出した痛み」を耐えて出産した。
ファンタジスタは今月も健在で「閃き」や「創造性」に溢れた誰もが予想も出来ないような芸術的なプレーで観客である夫を魅了するのだ。
よく考えたら月経試合がズレないならいつもカバンに入れておく必要ないんじゃないか?15年目にして気がついたのだ。
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You think what? は読者投稿のコーナーです。
こちらから投稿出来ますので、あなたの意見もぜひ聞かせてください。
お待ちしています!!
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◆ゲストライター:葵 陶子

典型的な一人っ子性格の元ナースは現役大学生主婦。
貧弱なボディからは想像のできない行動力と妄想力。人生の選択基準は「おもしろさ」。聞き間違い・思い違い・言い間違い、つまり「勘違い」体質。
夫と娘を巻き込んでの爆笑とハプニングの毎日は突っ込みどころ満載。
紅茶とチョコレートマニア。
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小学校の時、男子と女子が分けられて「性教育」の授業があった。
学校から帰って母に「あのね、おかーさん、あのね、あのね……えっと、やっぱりいい」と妙に恥ずかしくなって「ナプキンポーチ」を準備して欲しいと言えなくて、モジモジして物凄い小さな声で「ナプキンを準備したほうがいいって」と人事のような言い方をした。
そして数日後、ナプキンをお気に入りのキャラクターのポーチにいれてめでたく乙女の秘密アイテム「ナプキンポーチ」が誕生したのだった。
この頃の乙女たちの秘密の合言葉は「アレキタ?」だった。
休み時間にコソコソと「ナプキンポーチ」をもって連れ立ってトイレに行く女子をなんだか大人っぽく見え「いいなぁ」と羨望の眼差しで眺めていた。
そして自分も来月こそは!代表候補の一人として女性ホルモン監督に呼ばれるのを待っていたのだ。
明日のファンタジスタとしてプレーする日を夢見ていたのだ。
しかし、秘密の合言葉が秘密じゃなくなってもわたしは女性ホルモン監督に呼ばれなかった。
完全にオーバーエイジ枠でしか選出されない年齢になってしまった。
ずっと「ナプキンポーチ」をカバンに潜ませて待つこと5年。
やっと「アレキタ?」「アレキテマス、キテマス」と合言葉を返せた。
女性ホルモン監督はわたしに初潮合宿の参加を認めてくれたのだ。
それから、わたしは代表選手として月経試合をこなしていった。
月経試合は一日のズレもなく毎月開催される。3日の短期決戦、しかも自分でも試合中な事を忘れるくらい軽いのだ。
まさにファンタジスタとしての栄光の日々なのだ。
初めて月経試合が延期になった時、それはベビーが宿った時だった。
出産が近くなり助産婦に陣痛はどんな痛みか聞いたら「生理痛の強くなった痛みです」と即答された。
それは「鼻から大根が出てくる痛みです」と同義語だった。
結局、陣痛はよく分からないまま「鼻から大根を出した痛み」を耐えて出産した。
ファンタジスタは今月も健在で「閃き」や「創造性」に溢れた誰もが予想も出来ないような芸術的なプレーで観客である夫を魅了するのだ。
よく考えたら月経試合がズレないならいつもカバンに入れておく必要ないんじゃないか?15年目にして気がついたのだ。
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こちらから投稿出来ますので、あなたの意見もぜひ聞かせてください。
お待ちしています!!
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◆ゲストライター:葵 陶子

典型的な一人っ子性格の元ナースは現役大学生主婦。
貧弱なボディからは想像のできない行動力と妄想力。人生の選択基準は「おもしろさ」。聞き間違い・思い違い・言い間違い、つまり「勘違い」体質。
夫と娘を巻き込んでの爆笑とハプニングの毎日は突っ込みどころ満載。
紅茶とチョコレートマニア。