今週は『You think what ? 今月のお題』に対して各ライターがそれぞれの意見をざっくばらんにコメントします。今月のお題は『夫婦の夢はなんですか?』です。

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私たちの夫婦の夢は「マイホームを持つこと」である。

昨年より私たちは、アンティーク・ハウスに住んでいる。
アンティーク、なんていうと聞こえがいいが、実際は築50年以上の古い一軒家だ。
市街中心部に程近く、5LDK、庭付き車庫付き、日当たり最高という好条件ながら、主人の祖父が所有する借家のため、格安の家賃で住まわせてもらっている。

しかし、その好条件と引き換えに、予想していなかった様々なことが起こる。
基本構造が崩れかかっているためか、部屋の中でフラットな部分はなく、どこかしこ傾いている。枕の向きを間違えると、頭に血が昇って眠れなくなるのだ。
冬は、室内であるにも関わらず息が白くなるほどの寒さ。お風呂に入っても、浴室から出た途端、瞬時に身体が冷えていくし、リビングでは考えられない場所からの隙間風に悩まされる。
これから迎える雪のない季節は、珍客が毎日我が家を訪れる。夫婦揃って虫が苦手な我が家には招かれざる客だ。今朝も既にワラジ虫くんが3匹遊びに来ていた。

インテリア雑誌によると、あえて「古い家」を求める人もいるという。
確かに、時間を経たことでのみ作り上げられる艶やかな板張りの階段や、模様が施されたガラスの引き戸は、新築物件にはない趣があるし、花を一輪飾るだけでも絵になる風情もある。
私自身、古い民家を改築したカフェや居酒屋に「雰囲気がいいから」と、わざわざ足を伸ばして行ったこともある。

でもね、ちょっとお茶するのと、そこで寝食を過ごすのとは、天と地の差があるのだ。ぶっちゃけ、私たち夫婦は、アンティークには、あまり価値を感じてない。むしろ、味なんてどうでもいいから、虫の出ない、暖かな家でゆっくり暮らしたい。


私たち夫婦の夢は「虫の出ない、暖かいマイホームを持つこと」である。

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