『嫉妬』を意味する英語には“Jealousy”と“Envy”があります。
“Jealousy”は目標相手に「負けたくない」と言う感情から
それ以上を目指し自分を高める嫉妬。
“Envy”は目標相手を妬み、足を引っ張る事で
自分を上げようとする嫉妬。
更にそれに「緑」を付け“Green with Envy”だと、
「ねたみに燃えている」ともっと強い嫉妬の意味になるのです。

日常会話で「いいなぁ!」「羨ましい!」を「I'm jealous!」と言い、
確かに「I envy you.....」とはあまり耳にしません。
自分を高め、向上心を持てる嫉妬“Jealousy”であれば、
そう悪くもないのでは。


最近私が持った「嫉妬心」
それは先日、同僚が足繁く通うお店の中で指名する女の子が、その同僚の為にお弁当を作って来た時の話。

「このおかず“全部手作り”らしいんッスよー!」
と嬉しそうにお弁当箱を開ける同僚。
どれどれ、と覗いてみると、そこにあったのは
明らかに冷凍食品の

「肉巻きポテト」

思いっきり冷凍食品入っとるし……

数日後の会社の飲み会にて、私は酔った勢いで彼に言いました。
「あのお弁当、“全部手作り”とか言ってたけど!!
思いっきり冷凍食品の肉巻きポテト入っていましたから!!」

彼にとっては全くもって不要な情報です。
なぜ私はこのような情報をわざわざ彼の耳に入れたのか。
そう、もうお気づきかもしれませんが、私はそのお弁当に対して嫉妬心を抱いたのです。

私が毎日作っているお弁当は、「前日の晩御飯の残飯整理」または「ランチ代節約アイテム」であり、面倒くさいけど仕方がない、と言う気分で作っている。

その反面、同僚の食べていたお弁当は、
ルンルン気分♪で「恋愛アイテム」として作られ受けとる側も喜び、その結果、作り手のポイントも上がる。
(このケースでは「営業アイテム」としての意味合いも含まれ、それが彼女の営業成績に、つまりは銭につながるとも言える)

そんな価値あるお弁当に対する嫉妬。
なんて所帯じみた哀しい嫉妬でしょう。

……と、わかっていても、やはり面倒なお弁当作り。
最近流行している「キャラ弁」に関しては
「面倒臭そう」としか思えず、
自分の子供が幼稚園に通う頃には
「日の丸弁当」が流行して欲しいと願う私には、
明らかに向上心など微塵もなく、
しかもルンルン気分♪で作られたお弁当に
「冷凍食品が入っている」等とダメ出しをするという
まさに“Envy”の嫉妬心。なんてUgly。

そんな自分に反省し、“Envy”から“Jealousy”に変えるべく
まずは愛情のこもった価値あるお弁当を作ろうと
夫のお弁当箱にそっと「肉巻きポテト」を入れる
前向きな私なのでした。