外身ばかりを着飾って脱いだらおばさんでした……なんていう展開は余りにも悲しすぎる。
「見せたい男もいないもの」
と言うのはわかるけれど、やはりもう三十代。
大人の女性としてはボディの手入れも欠かせない年齢ですよね。

そもそも男性に見せるためのボディラインだけではモデルだって女優だってあの美しさをキープ出来るはずはありません。恋や異性の目は確かに自分を育ててくれますが残念なことに日本の男性は女力を育てる術を知らない人がほとんど。それより最も効果的なのは”同性の目”だと言えるでしょう。

”同性の目”とは言い替えるなら『嫉妬』や『羨望』。
「その服あなたに似合ってるわ」
「とってもオシャレね!」
との言葉や眼差しが細胞を刺激するのです。

歳を重ねていくと気になるデコルテライン。
上向きだったバストがいつの間にこんなに痩せてしまったのかと鏡の前で愕然とするものです。
ヌーブラなんかに手を出して思わず寄せてあげてみたり。
確かに努力は必要ですが、とはいえ二十四時間女として戦っているわけではない。オンとオフがはっきりしているからいいのであって、いつでも谷間強調では見ている側は興醒めです。

だからこそ、三十過ぎても永遠のグラドルで!と宣言出来てしまうタレントとは一線を画し、フランス女優のようにあるがままを魅せる努力をする方が日常にフィットするのではないでしょうか。

たとえば痩せてしまったデコルテラインには年を重ねた女独特の色香があります。Vラインに大きく開いたトップス、そこから立ち上るパフューム。汗に入り交じった妖艶な芳香は若者には決して真似出来ないものです。

どんどんと弛んでいく体だからこそ意識して、
「あなたはこれで終わりじゃないの」
と伝えてあげる必要があるのではないでしょうか。
望めば体も反応します。しゃきっと女を意識したボディラインは外側の『鎧』をパーフェクトに着こなしてくれるに違いありません。