みなさんこんばんは、福岡市長の高島宗一郎です。

 私が市長に就任して1年9ヶ月です。福岡の様々なトピックを毎朝テレビから伝えるという立場から、実際に行政を司る立場に変わりました。

 現在37歳。自分の息子くらいの若い市長ということに、様々な感想を持つ方もいらっしゃいます。しかし私はこの年齢で市長を任せて頂いたのですから、臆すること無く、新しい行政手法の導入にチャレンジをしています。それが行政経験のプロが顔を揃えた市長選挙で、あえて私に投票した福岡市民の期待だと考えているからです。

 私がトライしている新しい行政手法と言えば、例えば、特に重要な案件については議論全てを市民に公開するということ。福岡市の課題だった、こども病院の議論の際には①市の内部だけの議論でなく、専門家を入れて議論をする、②議論をネットなどで全て公開する、③テレビ、新聞、雑誌など全てのメディアの取材を自由にする、④傍聴も自由にする、⑤市民からも委員を公募する、など、これまでハードルが高かった手法を一気に導入して、議論の一部始終を市民に公開しました。
 結果、こども病院の結論を発表した翌日の生放送テレビの街頭インタビューでは7割の方から結論に対して賛同を頂くことができました。

 同じ様な手法は「屋台」や「アイランドシティ」、「行財政改革」などの大きな課題でも採用しています。私は行政のベテランではありませんが、現時点で考えられる最善の方法をとっているつもりです。

 高島市政になって全公開の有識者会議が多いという声もありますが、私は有識者会議という手法に固執するつもりもありません。現時点で最善の方法だと思うから取り入れているだけです。ですから、それ以外の方法で、より多くの市民に納得頂ける方法があればいつでもその方法を取り入れるつもりです。

 しかし批判はあれど代案の提案はありません。長年解決出来ていなかった問題について、多くの方が結論に納得頂けたのであれば、この手法はこれまでよりもベターだったのではないでしょうか。

 全員の意見と一致するベストな答えがあれば政治は必要ないのですが、実際は立場や思想が違う多様な市民がいる中で1つの選択をしなければなりません。私はより多くの方に納得頂けるプロセスをとりながら、よりベターな選択をひとつずつ積み重ねるしかないと思っています。