90年前後のヴィンテージの第一次価格高騰期に、本物を買えない人たちがリイッシュー品に50~60年代のパーツを移植して悦に入る例があった。
それに少なからず影響を与えていたのは、MAXやElliotなど贋作を作っていた面々。
BURSTと同じ作り方していて、ヴィンテージのオリジナルパーツも載っていますというのが宣伝文句だった。
Gibsonのブランド名を無断で拝借している以上、当然問題にはなった。"逃げ回っている"との噂も聞いた。だから、MAXの写真が紹介されるまでは結構かかったと記憶している。

この手の贋作モノで有名なのが、Slashが『Appetite for destruction』の頃に使っていた虎目がバリバリのレスポール。先般、Gibsonからシグネイチャーモデルとして発売された。この返し技は、出回っていた(音の良い)海賊版を正規品としてリリースしたアーティストを思い出してしまった。

FBでも愛器の真贋を尋ねてくる人が多いのだけど、その多くが偽物。
即座に世界中から"Fake"と書き込まれるは、ちょっと可哀想ではある。
また、"これ、こんなに安いんだけど本物?"と訊いてくる場合もある。
そういう場合は、(人生、そんなに甘くないよ)と返答する。
そんなに格安ならば、君にオファーする前に他の人が買うに決まっているじゃん!
知識の無い人を騙して稼ぐ輩は本当に多い。
海外だけではなく、日本の楽器業界にもいるので、注意喚起しておきたい。

Gibsonの59年製LesPaulの贋作としては、日本のある店が2本作ったのをしばらく前に見た。
非常に良くできているが、問題なのは自分たちもブランド作って市場に製品を投入していること。金稼ぎの為に手を出してしまった、無名だけど腕利きの職人ならまだしも、名前がある程度知られている君たちが、平気で人様のものは盗むのかと。
僕が怒りを感じたのは言うまでもない。


Gibsonがヒスコレ以前に出したリイッシューモデルでは、オリジナルとの違いが歴然としていて、ファンを満足させられなかったのが、贋作が蔓延る原因になってしまった。
今でもたまに市場には出てくることがあるけど、もう状況が変わってしまっていて、それほど皆が待ち望んでいるような感じはしない。
だからであろうか、↓の動画によるとMAXは既に引退しているとのこと。