スカイスパです。
一時、ブログ村でも話題になっていたヘナのタンパク質変性。
実際はどうなのであろうか? 本当にタンパク質変性をしているのだろうか??
ではまずタンパク質変性とはどんなことをいうのでしょうか?
タンパク質は20種類ほどのアミノ酸が結合して作られています。
なので、アミノ酸の結合の仕方によって色々な種類に分類されるタンパク質が出来ることになります。アミノ酸が結合して出来たタンパク質の分子が鎖状か、網目状かなどによってタンパク質の性質が変わるのです。
熱を与えたり、極端なphに曝すことによりその高次構造を維持出来ないで,活性の低下・消失が起きます。つまりタンパク質分子の様態が変わることを 「タンパク質が変性した」と言います。
変性とは、水素結合やジスルフィド結合が切断され立体構造が変化することであり、アミノ酸の配列は変わらないため一次構造はそのままです。
それでは次に変性はどんなものにより起こるのか。
1、熱変性
タンパク質は高温になると変性します。また低温でも変性をおこすが、通常では0度以下です。人体の場合は42度以上。
2、酸、アルカリ(ph変性)
phにより変性します。phが極端に変化するとタンパク質の表面や内部の電性極性基の荷電状態が変化します。これにより相互作用によるストレスがかかり変性になります。
パーマが良い例です。毛髪タンパクのジスルフィド結合を還元剤で切断。
ロッドで巻いた後、酸化剤でふたたびジスルフィドを形成。元の毛髪タンパクとは違う構造に変えています。
3、変性剤
尿素やグアニジン塩酸はタンパク質の構造安定性を低下させる作用を持つために、その溶液中でタンパク質は変化します。このような作用を持つ物質は変性剤といいます。
また一部の界面活性剤も含まれます。
4、圧力変性
通常のタンパク質は常圧(0.1mpa)付近で安定。数100mpa程度で変性します。
このなかで一番多くのタンパク質はphによって変性します。
タンパクの折り畳みの原因となるイオン結合があります。これは主に水溶液中での電離により負に荷電した酸性アミノ酸と正に荷電した塩基性アミノ酸との間の静電気的引力です。
phが低くなると酸性アミノ酸が、高くなると塩基性アミノ酸が電荷を失い、引力を失うためにタンパクの立体構造が崩れます。
逆に塩基性アミノ酸はPHが(7以下)低くなると崩れません(変性しない)
ナチュラルヘナは酸性なので塩基性アミノ酸の構成で塩基性部のほうが疎水なのでそこに吸着します。このタンニンは顔料なので水に強いし剥がれにくいです。
しかし、試験管内の合成で変性したわけではありません。
髪は変化してはいませんから変性ではなく、頑固な付着です。
単純に高分子ですから剥がれてきます。しかし全部剥がれるわけではありません。
つまりはタンパク質変性はおきてはいないのです。
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