知人の大学生レディの話。都内の大学に通い、これまた都内で友人とルームシェアしながら暮らす彼女は現在春休みにつき西日本にある実家に帰省をしている最中だそうです。彼女の実家は海が近く、美しい海を眺め時に泳いだりマリンスポーツに興じたり、遊覧船にも乗れるそうで…更に美味しい海産物も楽しめるし、宿泊場所も多数よりどりみどり…そんな良き観光地としても有名な地域だと伺いました。いつも励んでいるアルバイトも少し休暇をとり、実家でののんびりゆったりな春休みを過ごしていた(まだ「いる」と思います)矢先の出来事を話してくれました。
実家近くに住む親戚から、「せっかく帰ってきたんなら沢山食べて行きなさい!」と大量の海産物を差し入れていただいたのだとか。差し入れは昔からもらっていたようですが、今回は帰省記念(?)といわんばかりに気前よく高級なモノも多数入っており、彼女の母は大歓喜。早速下ごしらえから調理ねとやる気みなぎる様子に彼女も「夜はごちそうだ」とわくわく。しかし、母はそんな彼女に「お手伝い」を命じます。ごちそうは食べたいがお手伝いはちょっと…と逃げ腰の彼女。そんな彼女を見て母が「今こそコレの出番ね」と、居間にあったタンスからある紙きれを出してきました。「こないだ部屋を掃除していたら見つかったの。取っといてよかったわ」と紙きれを彼女に渡したのでした。
お札の半分くらいの大きさのその紙きれには、色鉛筆で描いたであろう花のイラスト。そしてたどたどしくも大きな文字で「なんでもしますけん(何でもします券)」と書かれていたのです。いかにもチケットという感じのそれを手に呆然とする彼女。母はニコリとしながら「小学一年生のアナタがから母の日にもらったこのチケットは有効期限が書かれていないから、今使うわ。手伝ってね」と言うのでした。何でもします券なら、何でもしなきゃ、ですよね…。
お皿洗い、肩たたき、背中を流す等、保護者にプレゼントするならトピックを限定してもよかったであろうに…何でもします券、の無双ぶりにただ恐れ入るばかりですよ。ちなみに、私ちょっと前にもらった、期限の書かれていない「何でもするよチケット」、ある「今も会う人」からもらって、ちゃんとまだ持ってるんですよね。しおりみたいなサイズの薄い紙きれですが、何でもするよ、って。まだしばらくは取っておくつもりです。へへへ。