カナダに住んでいた時のことはいつか書きたいなぁってずっとずっと思っていた。
でも思っていただけでなかなか行動に移せなかった。
私は2001年8月、当時、一生を共にすると誓い合ったパートナーとカナダ ノバスコシア州ハリファックスに渡った。
その時のカナダへの渡航は、私にとって人生で2度目のものだった。
今回、カナダに行ったら最低でも3年は帰ってこない。
関西国際空港へは、私の両親、妹、彼の両親、そして私たちの友人が私たちの門出を見送る為に関空へ駆けつけてくれていた。
その時の様子は、父がビデオカメラに納めてくれているから見ようと思えば見れるけど、帰国してからというもの1度も見た覚えがない。そんなものを見る勇気なんて私にはなかった。
ただあの時のシーンだけは思い浮かぶ。
私たちは自分たちが乗る飛行機の出発ゲートへと向かった。
見上げれば、私と彼の家族、友人達がずっとあのガラス張りの場所から手を振ってくれていた。
見えなくなるまでずっと。
私も見えなくなるまでギリギリまで、家族と友人に手を振って、
もう彼らの姿が見えなくなるところへとうとう入って行った。
これからは家族と友人と離れ、2人遠く異国での生活が待っていた。
新しいスタートだった。