紅子さんは行動するまでも無く
オーナーの女の一人を見つけてしまった![]()
たまたま紅子さんの勤めるブティック
に来たお客様だ![]()
紅子さんは考えた挙句、
オーナーに会った時こう切り出した。
「今日ね、うちのお店にこの近くに勤めてるっていう人が来たの。
何かちょっと話しただけなのに、
あなたのお店の話をされて、
あなたがその人のお家に
泊まって行く関係だって自慢してたわ。
あなたのお店のことも考えずに、
そんなことペラペラ話して歩いて
いる
頭の悪い女性なんかと付き合わない方がいいんじゃない![]()
だって初対面の私にそんな事、
ペラペラ自分から話す人だよ。」
頭のいい紅子さんは
顔色一つ変えず、
勿論オーナーを責める事も一切せずそう言った![]()
その時オーナーは黙って聞いて
いた。
本当は紅子さんがうまくかまを掛けて聞き出したので、
相手の女性にはちょっと気の毒ではあるのだが、
女の勝負の世界に、
いやはやこれぐらいのことは仕方無い。
まるっきりの嘘ではない。
女の勝負は要するに頭の勝負なのだ![]()
紅子さんはその女性に
きっちりお客様カードを書いて
もらっているので、
名前、電話番号は暗記した![]()
そしてその名前は夜な夜な![]()
オーナーに電話
してきているうちの一人だった。
でもそれからすぐに、
その女からオーナーに電話
は無くなった。
オーナーがお店の為にその女性を切ったのか、
紅子さんにバレ、
ペラペラなおしゃべりなその女性より、
誰にも何も言わず、
オーナーを責める事もしなかった紅子さんの為に、
その女性を切ったのかは定かではないが、
オーナーがその女性を切ったのは確かだろう。
そしてオーナーがその女性をどうやって切ったかは、
紅子さんの知る所ではなかった![]()
一人消した・・・・・・![]()
今に見て見ろ![]()
みんな消してやる![]()
紅子さんは人知れず今日も決心するのであった![]()
つづく
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