紅葉といえば、漢字のとおり「紅(あかい)」もみじを思い出しますが、
奈良時代は、「紅葉」はなく「黄葉」と漢字で書かれることのほうが多かったそうです。

赤の紅葉
大坂を わが越え来れば 二上に黄葉(もみちば)流る 時雨ふりつつ
 (万葉集)

古今集の平安時代になると、「紅葉」が使われるようになります。

見る人も なくて散りぬ 奥山の 紅葉は夜の 錦なりけり 
  (紀貫之)


万葉人は「黄葉」と、平安朝の雅な公家達は「紅葉」と
なぜ違うのでしょうか?


一説には
万葉人がいた大和地方には
黄色に色づくコナラやくぬぎの樹木が多く、
秋のもみじといえば黄色の葉。

そして
平安時代の貴族は紅く色づく楓(カエデ)を
好んで自宅の屋敷に植えたため、
紅く染まる葉こそが「紅葉」だという価値観になったそうです。

そして
古代の人々は秋が深まるとともに

季節の霊威が木々の葉に宿り葉が色づいた
と考えたそうです。

現代は街の至るところに色に溢れています。
でも色の看板をみて霊的なものは感じないですよね。

でも、古代の人々はこの色ひとつに霊的なものを感じたのです。

霊威が宿り黄葉や紅葉となる秋は、
古代の人々の心に「信仰心」というものを形成する大切な季節。

そして、その信仰心を作り出した古代の人々の世界観は、
現代人である私たちとは全く違う異なった世界なのです。

「同じ人間でも、時代が変わればこんなにも世界観が変わるのだな」

そんな事を考えた秋の紅葉狩りでした。



☆時が経つにつれて変わっていく価値観や世界観
逆に変わらないものは何?


●時間とともに変わっていくもの

恋人たちの気持ち
  二人の気持ちは変わるもの。
  出会った頃の二人の気持ちに戻りたいって誰でもが思うこと。
  もうすぐクリスマス。
    多くの恋人達が愛を誓うでしょうが、
    どれだけ長続きするのかな?(笑)

お肌の張り
  こればかりどうすることもできません。
  高級化粧品に頼るしかありません。。。(悲)

情熱や決心
  「よしやるぞ!」と意気込みますが、なかなか続かない。
  折れることのない強い意思はどうやって作れるのかなぁ。

家の価格
  どんな新築でも、家の価格は新築後は下がっていくばかりです。
  2000万円で建てた建物も40年後には
   60万円の評価になっているかも。。。
  悲しすぎますよね。

●時間が経っても変わってほしくないもの(願いも込めて)

家族の愛情
  家族の絆がいつまでもずっと変わりませんように。

土地の価格
  土地の価格が高ければ高いほど幸せな気分になります。
  「下がらないで~」と祈るばかりです。

株の価格
  日本経済がどうか上向きますように。

健康
  お金では決して買えないものです。
  毎日を健康に過ごせるって最高の幸せです。


●時間が経っても変わらぬもの
 
 朝が来れば東から昇る太陽。
 夜になると東の夜空に輝く月と見えないけども輝いている満天の星。
 青い空。海の小波。山の稜線。


それ以外は何だろうと、ふと考えました。

時が経っても人の意思に左右されず、決して変わらぬもの。
思いつかない。。。

こう考えました。

☆時間が経っても変わらぬものを、
自分自身で作り出せばいいと。

恋人のこころは変われども、

たとえば
私がたとえ恋人にふられても
それでも恋人のことをずっと愛し続ければ
私の好きというこころは
変える必要もないし
ずっと変わらぬものになるのです。
(まあ、ふられたのに好きであり続けるなんて私には無理ですが)

もしかして、
「時間が経っても変わらぬもの」は
元々あるものではなくって、
自分から作り出していくものかもしれません。

ずっと、愛していきたい家族なら、
自分から愛して続ければいい。

土地や建物の価格は下がっても、
付加価値を付ければ価格下落を少しは防げるかも。

株の価格は下がるもの。
それを最初から分かっていれば、
大損するまえに売却したり別の投資方法を考えたり、
下がるものを価値あるものにする努力をすればいい。

健康で一生生き続けたければ、
今の生活を変えて体をもっと大切に扱えばいい。

家族が自分亡き後も争わずに仲良くしてもらいたいなら、
現実としっかり向き合って、
親として生前にできる手段を考えればいい。

「死んだあとのことは家族にまかせよう」
でも
「家族は仲良くしてほしい」
というのは、家族に対して無責任なのかもしれない。

時を経ても色褪せない輝く人生や
価値観を作るのは
誰でもなく
私自身で作っていくもの


そんなことを考えた秋の夜長です。