ある安売りスーパーへ行った。
神戸市内の大手スーパー、ダイエーとかコープには、BBQ用のスペアリブとか置いてない場合が多い。
有っても高いし少量パックしか無いんよ。
で、海外ものとか扱ってる、車で行って大量に買う安売りスーパーへ行った。
輸入物のスペアリブ買ったついでに卵を買った。
バンガローに帰って、冷蔵庫ドアポケットの卵棚にパックごと収納した。
少し時間が経過し、料理に使おうと卵を冷蔵庫から取り出そうとした。
当たり前やけど、特別意識せず・・普通にね・・
卵を冷蔵庫から取り出す動作を思い起こして下さい。
片手を冷蔵庫ドアポケットに伸ばし、親指と人差し指でつまむよね。
絹ごし豆腐をつまむんや無いから、動作を特別意識する事は無い。
だが、その日は人生で初めての体験をした。
つまんだ指に異様な感触を感じた。
ぐしゃ・・
親指と人差し指の間で、哀れ卵は押し潰されていた。
そう。僕はサイボーグ人間。
握力が200Kgある。
ちゃうちゃう。
僕は、普通の人間で、軽い卵をつまむのに特別力を入れる事は無い。
また、親指と人差し指で握力を計る事は無いし、腕相撲をする事も無いぞ。
怪力の僕が押し潰した卵は、哀れ、「人情紙のごとし」じゃなく「殻が紙のごとき」ペラペラだったのだ。
ふたたび、親指と人差し指で押すと、簡単に木っ端微塵に砕け散った。
(この表現は、白髪三千丈なり)
いやぁ、極限までシェイプアップされて生産された鶏卵だったのだ。
物理学的に表現すると、インプット(ケチって与えた餌)以上のアウトプット(出荷する鶏卵)は期待できないのは自明の理。
メーカーでは、無駄を省く為に様々な工夫が、日夜為されている。
QCやTQC活動、なんて名前の息苦しい改善提案運動を、元精密測定器メーカーエンジニアの僕は苦い感覚として思い出すなぁ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/TQC
企業に、ギリギリまで社員は締め上げられ適応できない人間は排除され、生産ラインは無駄が完全に排除され稼働し続ける。
息苦しいまでの合理化・・
同様の事が、農業(と言えるのか)でも実行されてるんやね。
結果、ゲージの中で鶏卵生産マシンと化した鶏さんは、煌々と24時間蛍光灯の灯る環境の中で、ペラペラの鶏卵を無機的に生産し続ける。
品質にクレームがつかず農協か業者に受け入れられれば、しめしめで、コストを削減された分が養鶏農家の収入になるという道理。
剰余価値の獲得・・搾取されるのは鶏さんなの?(;.;)
養鶏農家も、製造工場と同じく、資本家の強欲の為かかどうかは知らんが、利潤追求という資本主義社会の究極の目的に邁進する装置なのか。
なんて、たかが卵ワンパックの事で、きょうの僕はむくれているのであった。(^_-)-☆
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