昨日、こんなSMSが届きました。

「一律給付」
「申請期限は本日中」
「とくべつ生活応援金」
「あなたは4人目のお受け取り様」
「LINE登録者が受給対象」

……という内容のものです。

一瞬、目が止まりました。

だって、給付金とか生活応援金とか、そういう言葉って、生活に不安がある時ほど強く見えてしまうんですよね。

「もしかして本当?」
「今なら受け取れるの?」
「申請しないと損なの?」

そう思わせる言葉が、ちゃんと並んでいる。



でも、これはかなり危ないSMSだと思います。

怪しいと思ったポイントは、いくつもあります。

まず、送信元が普通の携帯番号でした。
公的な給付金の案内に見えるのに、090から届くのはかなり不自然です。

そして、「本日中」という言葉。
これは冷静に考える時間を奪うためによく使われる言い方です。

さらに、「5名様」「あなたは4人目」という限定感。
こういう数字が出てくると、人は少し焦ります。

あと、一番危ないと思ったのが、LINE登録へ誘導しているところです。

厚生労働省の注意喚起でも、給付金の支給のために市町村や厚生労働省などがLINEでの友だち登録や手続きをお願いすることはない、とされています。ATM操作や手数料の振込、銀行口座などの個人情報照会もないとされています。 

国税庁も、不審なメールやSMSについて注意喚起していて、国税庁ではショートメッセージにURLを記載した案内は送信しないと案内しています。税金や給付金っぽい内容でURLを押させるものは、かなり警戒した方がいいです。 

今回のSMSは、

「給付」
「生活応援」
「非課税」
「本日中」
「受給対象」
「LINEはこちら」

という、安心させる言葉と急がせる言葉がセットになっていました。

これが怖いところです。

詐欺っぽい文章って、もっと雑で、見た瞬間に「これはないやろ」と分かるものばかりだと思っていました。

でも実際は、困っている時に見ると、少しだけ救いの顔をしている。

そこが危ない。

もしこういうSMSが来たら、やることはシンプルです。

リンクは押さない。
LINE登録しない。
返信しない。
電話しない。
個人情報を入力しない。
口座情報を入れない。
電子マネーや手数料を払わない。

もし、うっかりリンクを押しただけで、何も入力していないなら、ページを閉じて終わりで大丈夫なことが多いと思います。

でも、名前・住所・電話番号・口座情報・クレジットカード情報などを入力してしまった場合は、すぐに銀行やカード会社へ連絡してください。

不安な時は、消費者ホットライン188や、警察相談専用電話 #9110 に相談するのも大事です。消費者庁は、困った時は一人で悩まず消費者ホットライン188に相談するよう案内しています。 

お金に困っている時ほど、こういう言葉は刺さります。

だからこそ、
「給付金」
「支援金」
「本日中」
「LINE登録」

このあたりの言葉が並んでいたら、まず一回、手を止めた方がいいです。

助け舟に見えるものが、実は釣り針かもしれない。

ほんまに必要な支援ほど、焦らせてこない。
今日中に登録しないと受け取れません、なんて形で、夜中にSMSで忍び寄ってくるものではないはずです。

似たようなSMSが来た人は、押す前に一度止まってください。

そして、周りに不安そうな人がいたら、
「LINE登録する前に確認しよ」
と声をかけてあげてください。

困っている人を狙う言葉ほど、やさしい顔をして届くことがあります。

だから、やさしい言葉ほど、少し疑う。
それは冷たいことではなく、自分を守るための生活防衛です。


 

 

 

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