昨日「リア王」@彩の国さいたま芸術劇場を最高に楽しみました

 



長塚圭史さんの演出と役者の皆さんの巧みな芝居によって、3時間35分、全く飽きさせない


リア王は、吉田鋼太郎さん
本当に見事でありました




「怒り」「絶望」「悲しみ」「発狂」「無情」
様々な感情を全身で表現して見せるのですが、セリフ回しだけでなく、もう目付きで微妙な違いを舞台上で演じてみせる


さすが紫綬褒章受章直後で、ノリに乗っています


そして「リア王」と言えば、3姉妹です


注目は、石原さとみさん
これまでなら、当然、心優しい三女「コーディリア」役



しかし、性悪な長女「ゴネリル」に配役された



楽しみにしていたら、期待にそぐわぬ仕上がりでした


クールに、冷たい視線で、後半に行くに従って、強欲と燃え上がる嫉妬心がヒリヒリする面白さ


あまりにも強烈すぎて、お客さんが爆笑するシーンもあって、そこがまた見事


母になって、映画「ミッシング」以降、彼女は確実に次のフェーズ入ってます



一方、激しく感情をむき出しにして、意地悪姉さん・次女リーガンを演じている松岡依都美さんも迫力満点



そして、誠実に生きる三女、コーディリアは吉田美月喜さん



彼女は、『万事快調〈オール・グリーンズ〉』で「男おばさん」にゲストで来ていただいたことがあるのです



映画と舞台のあまりの違いに、本人だと気づきませんでした


優しく美しい中に凛とした強さを見せ、とても良かった


そして、罠にはまった悲劇の息子、エドガーに藤原竜也さん



その熱量はいつも通り

見るものを圧倒していました


他の皆さんも本当に素晴らしかった



改めて思ったことは、シェイクスピアの四大悲劇ですが、悲劇も突き詰めていくと喜劇になるのだなと


役者の皆さんの熱演によって、そこここで笑いが漏れていました


実は、自分も2年前に三越劇場で『リア王』の舞台に立っているのです



コーディリアに仕える医師と兵士





懐かしさとともに、いろんなところの違いを比較しながら見ていました


実は今年は大変珍しく「リア王祭り」なんです


他にも、なんと9月に2本!


新橋演舞場『リア王』
主演:中村芝翫さん



東京芸術劇場『リア王 -King Lear-』
東京芸術劇場プレイハウス
主演:内野聖陽さん
演出:森新太郎さん



新潟・愛知・兵庫・岡山・福岡公演もあります


楽しみですね


現在、上演中の『リア王』は

5月24日まで彩の国さいたま芸術劇場

その後、宮城・愛知・大阪・福岡・岡山でも上演されます


終演後、鋼太郎さんを尋ねました



あれほど怒鳴って動き回っていたのに

「今回はあまり疲れないから2公園でも大丈夫なんですよ」

すごいなと思いました


紫綬褒章受賞

本当におめでとうございます

 

やっぱりシェイクスピアっていいですね

また舞台に立ちたくなりました