林家正蔵さん、三平さんの母にして

落語家・林家の偉大なるおかみさん

海老名 香葉子さんが、92歳で旅立っていかれました




ご家族に見守られながら、穏やかな旅立ちだったそうです


本当に素晴らしい方でした

正蔵師匠と、こぶ平時代から親しくさせていただいているご縁で


お会いしてから35年以上、家族ぐるみのお付き合いをさせていただきました


30代の長男、20代の次男、三男は

生まれた時から、毎年その成長を見ていただきました



おとそを頂いている三男です


2月の豆まき







そして、5月の根岸のお祭りと



毎年、お会いしていました

そのたびに、楽しく会話をさせていただき、優しくしていただきました


しかし、ときには、ピシャリと

はっきりとしたもの言い

戦中を生き抜いた、昭和の女性の芯の強さを感じたものでした


東京大空襲を幼い時に体験された

その話も、よく聞かせていただきました


自らの私財を投げうって

東京大空襲の石碑を建立し

その体験を伝え続けることをライフワークとしてらっしゃったおかみさん



同じように体験を伝える立場の人間として、尊敬の念しかありません


話していて、いつも感じたのは

お弟子さんへの愛

そして、何よりも息子、正蔵、三平、お孫さんたち、さらには亡き夫・初代三平師匠への愛を

ぼやいたり、叱咤したりするのですが、言葉の端々から、大いなる愛を感じることができました


精神の強さと、深い深い愛情をお持ちの方でした


90歳前の頃でしょうか

具合が悪いなと思っていた時期がありました


正蔵さんの妻、ゆっこさんの献身的な介護によって、復活されました


お話を聞いていて、頭が下がる思いがしました

ゆっこさん、嫁として本当に大変だったと思います


しっかりとしたお見送りができたようで、肩の荷を少し下ろされたのかなとも感じています


ご自身の精神力、そして、お弟子さん、ご家族の愛に支えられて、老衰と言う形で穏やかになくなっていったおかみさん


あっぱれです

見事に人生を全うされました


最後にお会いしたのは、昨年の1月

お元気にしてらっしゃいました




いつも私の健康のことを気遣ってくださいました


おかみさんは林家のまさに精神的支柱でした

正蔵さん、三平さんを始め

林家一門の皆さんは

おかみさんに喜んでもらいたくて

褒めてもらいたくて

いつも頑張っている

そんな姿を見てきました


悲しみは、深く、辛いと思われますが、年末年始、みんなが落語家さんの笑いを待っています


上を向いて、お仕事頑張ってください


それが、何よりのおかみさんへの供養になると思います


「良いお年を」

「あけましておめでとう」


で良いのではないでしょうか


それをおかみさんは望んでいると思います


おかみさん、香葉子さん

長い間本当にありがとうございました


おかみさんのような人間に、少しでも近づけるように精進します


安らかにお眠りください


「あんたたち何やってんの?」


高い優しい声で

おそらく空の上からそんな叱咤を下さるんだと思います


林家一門の皆さんと同様に

空から女将さんに褒めていただけるよう、私たち、がんばります‼️


妻、茅原ますみのブログ