米の高値が続いています。
ここに来て、「JAが備蓄米を高く買い上げるからいけないんだ」という話が出ています。
言っていることはわかりますが、
競争入札制度で、国が持っている備蓄米を販売すれば、いわばオークションと同じ。
高値で取引されるのは当然です。
儲かってるのは、むしろ“国”
にもかかわらず、そんなシンプルな仕組みを
前の農水大臣は変えることができなかった。
そして、あの失言。
(本当にセンスがなかったですね)
そんな中、久しぶりに小泉進次郎さんが“新大臣”として表舞台に登場しました。
果たして彼は「白馬の騎士」となれるのか――
するといきなり
備蓄米の競争入札制度をまずやめると発表。
「なんだ、できるじゃん!」
石破総理の指示だということですが
それなら前の大臣のときにもできたはずです。
やはり、農水族の議員たちには、農協に本格的にメスを入れるのは難しいのでしょう。
小泉新農水大臣は、農水族ではありません。
しかし、かつて農水族でもないのに自民党の農林部会長に就任し、JA農協改革に挑みました。
「なぜJAよりもホームセンターの方が農産物を安く売れるのか」と、農家から手数料を取って販売経路を構築するJAのあり方に対して、批判と改革を試みたのです。
しかし、その挑戦はうまくいきませんでした。
確かに、農協は農産物をある種「独占的」に扱っているようにも見えます。
一般の目からは、「よくない存在」と映るかもしれません。
ただ、健康や天候に左右される農業を安定的に行うために、JAがこれまで尽力してきたことは事実です。
共済(保険)など、農家や地域福祉のために長年努力してきた面もあり、
それを一方的に“悪”と決めつけるのは少し酷だと思います。
とはいえ、米価高騰の一因にJAの存在があるという現実は否定できません。
その“構造”に今こそメスを入れられるとしたら、かつて改革に失敗した小泉新大臣こそが適任でしょう。
これは小泉さんにとって「リベンジ」なのです。
将来の総理候補として注目され続けてきた一方で、
近年は「もう勢いはなくなった」とも評されている小泉さん。
しかしこれは、今後10年を見据える上で、自身最大のチャンスではないでしょうか。
「またか」と思われるかもしれませんが、私がよく言う
「引き算の縁と足し算の縁」。
前農水大臣の突然の辞任(=更迭)は、大きな「引き算」でした。
しかし、そこに小泉新大臣が就任したのは、「足し算の縁」だと私は思っています。
JA農協の仕組みを根本から変えるには、時間がかかるでしょう。
「農産物の販売を自由化すればいい」というのは、少々乱暴な議論です。
ただし、この緊急時には「時限的な措置」を講じることは可能だと思います。
たとえば、1年限定とか、2年限定で。
その間に、日本の米政策をどうするべきかを根本から考え直す――
生産調整によって米価を維持するやり方だけでは、限界が来ていると思います。
小泉進次郎新大臣に期待しています。






