「コンクラーベ」
カトリック教徒14億人のトップとなる教皇が決まりました。
AFP時事より
4回目の投票で選出されたのは、ロバート・フランシス・プレボスト枢機卿(69)。アメリカ出身者としては初の教皇です。
ご存じのように、今回のコンクラーベは映画界にも影響を与えました。ちょうどハリウッド映画『教皇選挙』が公開中だからです。
アカデミー賞を受賞している評価の高い作品ですが、この映画で描かれるコンクラーベは、「神聖な選挙」というよりも、以前も書いたように、どこかの国の、どこかの政党の総裁選挙のような印象。
はっきり言えば、権力と欲。
非常に面白いのですが こんなふうに描いていいのかと、少々困惑した次第です。
実は、新教皇レオ14世もすでにこの映画をご覧になっているとか。
さぞご立腹かと思いきや、そうでもないようです。過去に参加経験のある枢機卿からも
「研究に値する映画」
との感想が寄せられているとか
……マジですか!?
3月に公開されたこの映画は現在も上映が続いており、当初106館だった公開館数は、観客動員の増加により149館に拡大。さらに28館で追加上映が予定されています。
実は、コンクラーベを扱ったエンターテインメント映画はもう1本あります。
それが、ハリウッドスターのトム・ハンクス主演『天使と悪魔』です。
この映画は、教皇の急死から始まり、コンクラーベ当日に4人の枢機卿が誘拐され、バチカンに爆破予告が届くというストーリー。
それでも、コンクラーベはスタート。
タイムリミットが迫る中、救出と爆破阻止を目指してバチカンを舞台に展開するアクション大作映画です。
コンクラーベについて理解を深めた今あらためて見ると、確かに楽しめる内容ではありますが、宗教にまつわる重要な儀式をエンターテインメントとして大胆に取り込むハリウッドの映画制作手法には、改めて驚かされます。
そして、新教皇レオ14世のご活動によって、この戦争の時代に平和が訪れることを、心より祈っております




