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神使については、こちらをご覧ください。
鷺ーさぎー
ご利益 魔除け・厄除・五穀豊穣
鷺、特に白鷺は、いろいろな神様の神使になっています。
一番有名なのは、やはり倭建命でしょう。
倭建命の魂は、死後「大白鳥」となって、
生前帰れなかった大和へと飛び立ちました。
この「大白鳥」は、現代では、
大きな「白鳥」となっていますが、
白鳥は、日本中どこにでもいる訳ではありません。
特に、大和のある近畿地方では、
白鳥は、縁遠い鳥でした。
そこで、「白鳥=白い鳥」は、
本州・四国では一年中見られる
「白鷺」と考えられました。

また、出雲や鳥取では、兎と並び、
月の神の使いと考えられ、月読命の神使とされているそうです。
ただ、元々は、日本で月を見た時に分かるように、
月の神の使いは、月に住むと考えられている兎でした。
それが、口伝えで伝えられていくうちに、
うさぎの「う」が取れて、「さぎ」になってしまったのでは?
という説もあるようです。

そして、日本各地の温泉には、
湯に浸かり、傷を癒す鷺を見て、
温泉を発見したという伝承が伝わっています。
「鷺」の字が入った温泉だけではなく、
下呂温泉や、道後温泉もそうです。
鳥が発見した温泉は、各地にありますが、
中でも、鷺が発見したと言われる温泉は、
鶴と並び、圧倒的に多いようです。
それだけ、鷺は、日本各地で見られる鳥だったのでしょう。
少し話は変わりますが、
諏訪の女神は、化粧をする時に、
温泉を塗ったと伝えられていますが、
その時に、温泉で傷を癒していた鷺を見つけ、
神使にしたとして、諏訪大社の神使にもなっているそうです。

鷺は、武士の間でも、戦いの守護者としての信仰が篤い鳥でした。
大山津見神の神使ともされ、
大山津見神に戦勝を祈願したところ、
森に群れる白鷺を旗と見間違えて、
敵が撤退してしまったり、
気比神宮の使いであった白鷺が、無数に群舞し、
まるで風に舞う数万の軍旗に見えて、
敵が逃げ去ったなどの社伝が、
「白鷺明神」として祀られている神社には、
多く伝わっているようです。
気比神宮の神使としての逸話では、
春日野の神鹿ーしんろくー
熊野山の霊烏ーれいうー
気比の宮の白鷺ーしらさぎー
稲荷山の名婦ーみょうぶー
比叡山の猿ーさるーと共に、
蒙古襲来の時に馳せ参じ、
日本中の神霊と共に戦った。
と『太平記』に載っているようです。
志那都比古神や、建御名方神だけではなく、
丹生大明神など、今までにも蒙古襲来時に、
助けてくれた神様のことに触れてきましたが、
それだけ、大きな危機だと当時の人は感じていたのですね。

倭建命との関連からか、熱田神宮の神使も、
鷺となっているようです。
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