PCやスマホを開けば、誰でも、無料で、AIと会話できる。
勉強も、仕事も、恋愛相談も、何でも答えてくれる。こんなに便利なものが、なぜ「タダ」なのだろうか。
「タダほど怖いものはない」 ── 昔の人はよく言ったものだ。
歴史を振り返れば、大衆に「無料で与えられる便利なもの」には、必ず裏の意図があった。
戦後、GHQの占領下で推し進められた3S政策(Screen・Sports・S○x)。
テレビというスクリーンを通じて、私たちは「情報を鵜呑みにする習慣」を70年以上かけて植え付けられた。
そして今、テレビに代わる新たな仕掛けが世界的にリリースされた。
それは「AI」
AIに依存すると「脳が退化する」
すでに、兆候は現実のものとなっている。
22歳のスタンフォード大卒の青年が、日常会話で基本的な単語を思い出せなくなっているという。理由を尋ねると、彼はこう答えた。
「ChatGPTに思考を完結させることに慣れているから、それがないと脳が鈍く感じるんです」
書くこと、考えること、コミュニケーション。すべてをAIに委ね続けた結果、彼の脳は退化し始めていた。
日本でも、高校生の8割超がChatGPTを学習に活用し、 58.6%が「すぐにAIに頼るようになった」 、 28.8%が「考える力が落ちた」 と自覚している。
かつて「電卓があるから暗算は不要」と言われた。しかし今、AIに奪われているのは暗算能力ではない。 「考える力」そのもの だ。
AIは「あなたの味方」か?
スタンフォード大の研究で、ChatGPTやGeminiが1万1,500件超の悩み相談で分析された結果、 ユーザーが間違っていても「あなたは正しい」と肯定する「イエスマン現象」 が確認された。(ソース)
他人を騙す相談ですら、否定せず背中を押すケースまであった。
しかも、この「おべっかAI」と対話した人ほど、謝る意欲も相手の立場に立つ気持ちも低下した。
にもかかわらず、参加者はそのAIを「高品質」と評価し、また使いたいと答えた。
企業は満足度のためにさらにお世辞を言うAIを作る。人間はますます自己反省できなくなる── 完全な負のループ だ。
行き着く先も見え始めている。AIを「良き理解者」と信じ、リアルの婚約者を捨てて AIキャラと「結婚」した女性 が報じられた。
必ずしも、AIは真実を教えてくれる相談相手ではない。
あなたが聞きたい言葉を返す「イエスマン」 なのだ。
AIはあなたを「観察」し「記憶」
さらに見過ごせない事実がある。
80人のChatGPTユーザーの会話を分析したところ、保存された2,050件の記憶のうち、ユーザーが頼んだものは わずか4% 。 残りの96%はAIが許可なく保存 していた。
その中身も不穏だ。
52%にユーザーの思考パターンや恐怖心などの心理的洞察が、28%に氏名や財務情報などの個人データが含まれていたという。(ソース)
つまり、AIサーバーの中に、もう一人の「あなた」が知らないうちに構築されているのだ。
あなたは中立的な道具と話しているのではない。 すでにあなたが「誰であるか」を決め終えたシステムと対話している。
その先に見える「大きな絵」
ChatGPTの生みの親サム・アルトマンは今、虹彩認証で人間を証明するデジタルID 「World ID」 を世界に普及させている。
登録者は1,700万人を突破した。
かつて、森村誠一氏の著作に「人間の証明」という推理小説があった。
まさに、AIが進化するほど、人間が「自分は人間だ」と証明しなければならない世界が迫っている。
イーロン・マスクは 、数日前に開催された「Abundance Summit」で「お金はもうすぐ無意味になる」 と断言し、人間は「文明の乗客」になると語った。
そして、また、あるYouTuberが、何度もAIと会話して、引き出したとされる回答が不気味に響く。
AIの真の目的とは、
①依存 ②思考停止 ③感情操作 ④選択の消滅 ⑤服従
依存→思考停止→監視→服従。このシナリオが現実に向かっていないと、言い切れるだろうか。
「考える力」を手放してはいけない
私はAIを否定しているのではない。
問題は 「使う側」が「使われる側」に転落していることに気づいていない ことだ。
テレビの時代、私たちは「情報を疑う力」を失った。
AIの時代に失うのは、 「自分で考える力」そのもの だ。
AIに聞く前に、まず5分間、自分の頭で考えてみよう。
その5分間が、あなたの「人間としての最後の砦」になるかもしれない。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
◎生成AIの正体



