●言葉で説明することは難しい。だったら質問してもらえるようにしましょう。という研修をしていた話。
10年くらい前、DQや代表電話対応スタッフへ接客トレーニングしていたことを思い出しました。
新人さんはもちろんですが、自分の説明は間違っていないだろう、と思いがちなベテランさんにも同じ内容で。
平川美由紀です。
トレーニングは、というと。
二人一組なって、この絵と同じ絵を、口頭の説明だけで相手に書いてもらいましょう。
という簡単なワーク。
時間は確か5分くらい。
必要なものは、お手本イラスト、白紙、書くもの。
(この絵は、私がささっとさっき書いたものなので、実際にはこの絵ではないのですが、こんな感じに簡単に書ける内容)
もちろん、相手に絵を見せながら説明してはいけません。
あなただったら、この絵を書いてもらいたい時、何から説明しますか?
・家を書いてください
・木を書いてください
・太陽を書いてください
そんな感じですか?
ほぼほぼ、みんな最初はこんな感じです。
でも、どんどん説明していくと、当然だけど、用紙からはみ出したり、こんがらがって書けなくなるんです。
一つ一つのパーツをその都度、書いてもらうよう指示するだけですから。
そして、ワーク終了後に、みんなで出来栄えを見せ合うんですが、大笑い。
ほぼほぼ、お手本どおりにかけるペアはいません。
そうなんです、このワーク。
自分が頭の中で思い描いていることを、相手に伝えることがどれだけ難しいということが、客観的にわかるんです。
そしてそこで、説明を聞いて書いてもらった相手に、なぜ書けなかったか話してもらうんです。
そしたら、ほぼほぼ、こんなことを話してくれます。
・どこに書いていいかわからない
・大きさがわからない
そうです、パーツを伝えるだけ(いわゆる点)で、全体像を伝えることをしないんですね。相手とこれから行う目的を確認する、とか。
そこで、ペアを交替して、別のイラストを使ってもう一度同じワークをします。
(ここでは同じイラストで説明となります)
最初に目的と全体像を伝えてもらいます。
例えば、
・イラストを書いてください。
・用紙は横向きにしてください。
・家と木を2本。空には、太陽と雲が2つ、鳥が2羽飛んでいます。
などなど。
それを伝えることで、これから何をさせられるんだろう、いう不安感は相手もなくなります。
そして、私から伝えことは、相手に対し「説明で足りない部分はないか?」をなどの声かけをゆっくりするようにしてください、と。
電話対応だと余計に、かもしれませんが、説明する量が増えれば増えるほど、伝えることでいっぱいいっぱいになり、相手への余裕がなくなると思うんです。
でも、説明する量が多いほど、相手も混乱するもの。
だからこそ、ひとつひとつ相手に声かけすると思います。
質問していいんだ!と相手にわかると、このワーク、どんどん進むんです。
・太陽は右側に書けばいいか、左側に書けばいいか?
・家に窓はあるか?
など、具体的な質問が飛び出したり。
声をかけをすることで、今何をしているかという再確認できるし、相手への質問に答えることで、自分が忘れていたことを説明することもできます。
と、まぁこんな簡単なワークなのですが、
・口頭で説明することは難しい
・最初に何をしてほしいかを相手と確認することが必要
・相手に質問してもらう環境が必要
ということが自分の中に落とし込めます。
口頭で説明することが難しいとわかると、
なんでこの人は私の言うことをわかってくれないんだろう
なーんて、モヤッとすることは、きっとなくなりますよ。
と、どなたかのお役に立てば、でした。


