成長とは、何かができるようになることじゃなく
新しい価値観を受け入れていくこと
「成長」と聞くと、
何かができるようになることを思い浮かべる人が多いかもしれません。
仕事ができるようになる。
人前で話せるようになる。
資格を取る。
収入が増える。
もちろん、それも素晴らしい成長です。
でも、人としての本当の成長は、
少し違うところにあるのかもしれません。
それは――
新しい価値観を受け入れていくこと。
私たちはみんな、
自分なりの「正しさ」を持っています。
「こうするべき」
「こうあるべき」
「普通はこうだ」
その価値観は、これまでの経験や育ってきた環境の中で作られてきた大切なものです。
けれど、自分の価値観や正しさだけに強くこだわっていると、
考え方も行動パターンも、いつも同じになりやすくなります。
すると、世界の見え方も変わりません。
人は、自分と違う価値観に出会ったときにこそ、成長のチャンスを迎えます。
たとえば――
「失敗してはいけない」
そう信じて生きてきた人がいたとします。
失敗を避けようとするあまり、
挑戦することが怖くなり、
やりたいことにもブレーキをかけてしまう。
でもある日、
「失敗はダメなことじゃなく、学びの途中なんだ」
という価値観に出会う。
最初は受け入れにくいかもしれません。
けれど、その考えを少し取り入れてみたら、
行動が変わり、
人生が動き出すことがあります。
また、こんな例もあります。
「人に迷惑をかけてはいけない」
そう教えられて育った人がいます。
もちろん、思いやりは大切です。
でも、その価値観が強すぎると、
困っていても助けを求められず、
ひとりで苦しみを抱えてしまうことがあります。
そんな時、
「人はお互いに支え合って生きている」
「迷惑をかけることも、助けてもらうこともある」
という価値観に触れることで、
少し肩の力が抜けることがあります。
成長とは、
昔の自分を否定することではありません。
これまで信じてきた価値観にも、
その時の自分を守ってくれた意味があります。
でも、もし今の自分を苦しめている考え方があるなら、
それを握りしめ続ける必要はありません。
新しい価値観に出会ったとき、
「そんな考え方もあるんだな」
と一度受け取ってみる。
そして、
自分に合うもの、心が軽くなるもの、人生が豊かになるものは取り入れる。
逆に、
もう役目を終えた考え方は、感謝しながら手放していく。
そうやって価値観を少しずつブラッシュアップしていくこと。
それが、人としての成長なのかもしれません。
何かができるようになることだけが成長ではありません。
昨日より少し広い視野で物事を見られるようになった。
違う考え方を受け入れられるようになった。
「自分の正しさ」だけに縛られなくなった。
それもまた、とても大切な成長です。
人生は、価値観を磨いていく旅。
だから、
新しい考え方との出会いを怖がらなくて大丈夫。
物事を柔軟に受け入れられると
あなたの成長の機会は、
まだまだこれから広がっていくでしょう。


