
1997年、私は京都府加悦町(現在の与謝野町)で開催された「かや大江山登山マラソン」に初めて参加しました。
この年の夏は、伊吹山の「夢高原かっとび伊吹」に続いて、2回目の登山マラソンでした。
今でこそ「トレイルランニング」という言葉が定着していますが、当時はまだ珍しく、「登山マラソン」という呼び方のほうがしっくりくる時代でした。山を走る、という行為自体が一般的ではなかったのです。
24.5kmの山岳コースに挑む
コースの距離は24.5km。
いくつもの山を登っては下り、また登るという、起伏に富んだチャレンジングな道のりでした。
私はこのコースを3時間47分で完走しました。
ふだんのマラソンでは味わえない、“山を駆け抜ける感覚”。
自然と向き合いながら、自分の足で前に進む——その感覚に、私はどんどん引き込まれていきました。
山を走ることが、体を整えてくれた
実はこの頃、私は膝の不調に悩まされていたのですが、
登山マラソンを経験するようになってから、少しずつ膝の調子が良くなっていきました。
山道は平地と違って、登りでは太もも、下りではふくらはぎや体幹といった、ふだんあまり使わない筋肉をまんべんなく使います。
そのおかげで、全身の筋力バランスが整い、結果として膝に負担がかかりにくくなったのかもしれません。
山を走ることの魅力
登山マラソンには、タイムや記録とはまた違った**「走る意味」**があります。
自然の中で、自分の足と体だけを頼りに進んでいく感覚。
山の静けさ、風の音、景色の移り変わりを味わいながら走る——その体験は、心に深く残るものがあります。
おわりに
かや大江山登山マラソンは、私にとって「山を走る楽しさ」に目覚めた記念すべき大会となりました。
あのとき感じた達成感と、自然とひとつになったような感覚は、今でも私の中で大切な思い出として生き続けています。
