基準はどこにある?

例えば、部屋の中で家具が少しズレていたとします。

それが斜めになっているのかどうか、何を基準に判断するでしょうか。

元の位置へ戻そうとすると、多くの人は壁や床など、部屋の水平・垂直を基準にして真っすぐに合わせようとするはずです。

では、広い公園や宇宙空間のように、基準となるものが何もない場所で「真っすぐにしてください」と言われたらどうでしょう。

何を基準にすればよいのか分からず、判断することはできません。


では、私たち一人ひとりの身体の基準は、いったいどこにあるのでしょうか。


検査数値でしょうか。

X線やCT画像でしょうか。

それとも施術者の判断でしょうか。



もちろん、それらは身体の状態を知るための大切な情報です。

しかし、それらの多くは統計的な平均値や一般的な基準であり、一人ひとりの身体は年齢や性別、体格、生活習慣によって少しずつ異なっています。


「この関節がズレています。」

「この筋肉が緊張しています。」

「右肩が下がっています。」

「左足が短くなっています。」


ボディメンテナンスの分野では、よく耳にする言葉です。

もちろん、そのような評価が必要な場面もあります。



その基準は、本当にあなた自身の基準なのでしょうか?

それとも、施術者側の基準なのでしょうか?


IAMでは、ライオンあくびによって間脳エネルギーが活性化すると考えています。


そのエネルギーは、外から身体を矯正する力ではありません。

身体の内側から自然に生まれ、自らの中心を貫くように流れていく力です。


私はその様子を、よく水道ホースに水を流した時のことに例えます。

しぼんだホースは、外から引っ張って真っすぐにすることもできます。

しかし、水を流せばどうでしょう。

ホースの中に水圧がかかると、外から形を整えなくても、自然に真っすぐ伸びていきます。

ホースの中に水圧がかかると、外から形を整えなくても、ホースは自然に真っすぐ伸びていきます。





IAMでも、それによく似た現象が起きると考えています。


身体の内側から流動するエネルギー圧が高まっていくことで、身体は無理に矯正されるのではなく、本来の中心軸を基点として自然に全体のバランスを取り戻していくのです。


だからIAMには、「ここが正しい位置だから合わせる」という発想はありません。

基準は外側ではなく、自分自身の内側にあります。



これは物理的な施術だけでなく、エネルギーワークやヒーリングについても、同じことが言えるように感じています。


施術やヒーリングによって心身が軽くなったり、楽になったりすることは素晴らしいことです。


一方で、その変化が施術者から受け取った影響によるものなのか、それとも自分自身の内側から生まれた変化なのかを見つめてみることも、大切ではないでしょうか。


IAMを続けている方の中には、自分の内側から自然な活力が湧いてくるような感覚や、自分らしさを取り戻していくような感覚を話される方もいらっしゃいます。



私たちは日々、さまざまな人と関わり、知らず知らずのうちに影響を受けながら生きています。

しかし、その奥には、誰とも違う「自分だけの中心」があります。


顔が一人ひとり違うように、身体の基準も、エネルギーの質も、一人として同じ人はいません。


IAMとは、その人だけが持つ本来の中心軸を、身体の内側から生まれる流動圧によって自然に取り戻していくプロセスなのだと、私は考えています。




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