堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。
高校2年生で図書委員の僕、堀川次郎と同じ図書委員の皮肉屋で大人びた同級生、松倉。
図書委員を引退した先輩女子に亡くなった祖父が遺した開かずの金庫の鍵の番号を探り当ててほしいと頼まれる「913」。
堀川行きつけの美容院になぜか松倉と行くことに。そこにはいつもと違う様子の店長が…「ロックオンロッカー」。
金曜日に学校の窓ガラスが割られる事件が起きる。疑いをかけられた植田の弟から兄がその日何をしていたのか無実の証拠を見つけてほしいと頼まれる「金曜に彼は何をしたのか」。
先輩男子から親友が自殺する前に読んでいた遺書の挟まれた本を探してほしいと頼まれる「ない本」。
松倉の父が6年前に隠したお金を二人で探すことになった「昔話を聞かせておくれよ」。
その続きの「友よ知るなかれ」。
堀川と松倉の会話が面白いです。
でもそれぞれの話の最後がほろ苦くて切ない…
堀川視点で書かれているので「友よ知るなかれ」まで読み松倉を思うと…
再読したら最初から松倉を思って読んでしまうので、初読の時と全く違う気持ちになりますね。
日常ミステリーは殆ど読んでないのですが、この作品は凄く好きです。
シリーズにも出来そうな感じでしたが、やっぱり続かないのかなぁ。
図書室での二人にまた会いたい!
